手打麺祭 かめ囲
・住所:東京都調布市菊野台1-55-1
・営業時間:11:00-14:30/18:00-20:00
・定休日:火曜日・水曜日
※土・日・祝日のみ、並ばずに優先案内できるファストパスの利用可能
令和のラーメン業界はスープより麺!?
マニアさんによると、令和のトレンドは「麺を楽しむ」。
スープも良いけど麺こそ主役!
スープ至上主義から麺の差別化の時代へと変化しているそうで、大行列を作っているのは、唯一無二の麺を作っているお店なのだとか。
各店舗や製麺所の並々ならぬこだわりに、マツコ・デラックスさんも終始驚き、感心し、絶賛していました。
令和の自家製麺のトレンドキーワードは「超極太麺」なんですって。名店がいくつも紹介されていた中で、今回私が食べたのがこちら。
朝から晩までずっと行列!『手打麺祭 かめ囲』
調布市柴崎にある超人気店。
グルメサイト・食ベログでは3年連続、ラーメン百名店に選ばれています。今回はこのお店の近所に住む友人と食べに行きました。
友人いわく、とにかく並ぶので覚悟が必要とのこと。食材がなくなって営業終了時間前に店を閉めることもあるのだとか。決して立地は良くないにもかかわらず、すごいですね……。
訪れたのは平日の午前中。
11時オープンなので、念の為10時40分ごろに到着するとすでに4人が並んでいました。
その後もどんどん列が伸びていき、開店の時には道路を挟んだ向こう側まで並んでいました。
オープン前に来ておいてよかった……!
週末はもっと並ぶそうです。
『手打麺祭 かめ囲』では、目の前で打った打ちたての麺をその場で切ってラーメンにして出してくれます。本当に出来立てほやほや。
麺を打つ店主の力強い背中を眺めていると、期待がどんどん高まります。
もはや芸術の域!至極の一杯
注文したのは番組内で紹介されていた「手打中華蕎麦 醤油(1,200円税込)」。大きすぎる2枚のチャーシューで、麺が見えません!
どこから食べようかとはやる気持ちを抑え、まずはやっぱりスープからいただきましょう。
なんだ、これ……。美味しすぎる!!醤油ベースのスープには、旨みがしっかり出た濃厚な鶏出汁に、魚介の出汁が合わさって、口に運ぶ手が止まりません。
まろやかだけど香ばしく、すっきりしているけれど奥深い、芸術的なウマさです。
そしてこちらが、今回お目当ての麺。太いですね〜。
中力粉にうどん麺を足した加水率58%の極太麺は、ラーメン店で初めて経験するぷりぷり食感。スープもこれでもかというほどよく絡みます。
力強いコシと小麦の香りを楽しめる、ラーメンの麺とうどんの良いとこどりのような味と食感で、クセになります。
名物「メンマ」もインパクト大
友人が「かめ囲といえばメンマだよ」と言っていたので楽しみにしていたのですが、想像と全然違うものが出てきてびっくり。こんな四角くて分厚いメンマはみたことがなく、まるでサイコロステーキのようです。
食べてみると、今度はやわらかさにびっくり。筋も全然感じません。
実は、同じく『マツコの知らない世界」の「ラーメンメンマ特集」で取り上げられたり、メンマ専門メーカーが主催する大会で「メンマ最高職人賞」を受賞したりと、すごいメンマなんです。
麺も、スープも、メンマも、チャーシューも、どれをとっても主役級で、最初の一口から最後の一口まで、ずっと心が躍りました。
子連れでも行きやすい
行列が出来るラーメン屋さんは、忙しさからか殺伐とした雰囲気のところが多いですが『かめ囲』は全く違います。
店内はカウンターのみですが広々、お店の方は笑顔でとっても感じがよく、なんと子ども用のプレイコーナーまでありました。行列に並ばないといけないものの、気軽に行きやすい雰囲気です。
この味を知ったら引き返せない
基本的に並ぶのが嫌いな私ですが、このラーメンが食べられるのならまた喜んで並びます。昼と夜とではメニューが変わるらしいので、今度は夜に訪れたいと思います。