「普通の母親」って何?
妊娠中はつわりがひどく、私は実家に帰っていて、夫とは安定期に入って1カ月だけ一緒に暮らしました。その後、低置胎盤になって絶対安静となり、出産まで別々の生活に。結局、結婚してから子どもが生まれるまで、夫と一緒に暮らしたのはわずか1カ月ほどでした。
2カ月の里帰りを経て同居を始めましたが、慣れない育児と家事に苦戦してイライラが募りました。夫は仕事から帰ると夜のお風呂とミルクはしてくれましたが、それ以外は基本的に私の担当。
産後のイライラもあり、夫にもう少し朝のおむつ替えや育児用ミルクをあげるのを手伝ってほしいとお願いしました。すると「普通のお母さんは旦那さんに頼らずやってるみたいだよ?」と返されたのです。その言葉に激怒し「普通のお母さんって何? 私は普通じゃないの?」と訴えました。
みんな同じではないこと、一括りにしないでほしいということを泣きながら伝えると、なんとか理解してもらえました。そして翌日から少しずつ手伝ってくれるようになり、今では夫も進んで育児に参加してくれ、普通という枠にとらわれることなく一緒に子育てをしています。
ママやパパ向けアプリに投稿される大変なエピソードを一緒に見て、「普通なんてないんだよ」ということを共有しました。子育てに普通という言葉は存在しないと思います。誰にでも、何かしらの悩みがあるものです。この先も育児は続くので、それは夫婦で心に留めておきたいと思います。
※低置胎盤とは、胎盤が内子宮口を塞いではいないものの、正常な位置よりも内子宮口の近くにある状態のことです。妊娠中の出血や分娩時の大量出血を起こすことがあり、妊娠36~37週の時点で胎盤の縁が内子宮口から2cm以内の位置にある場合には、帝王切開が予定されることがあります。
著者:佐藤 えり/30代女性・主婦
2歳の男の子を育てるママ。現在は就活しようかと考え中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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