こんにちは。助産院ばぶばぶ院長HISAKOです。大人から見て赤ちゃんの行動は不思議だらけですよね。多くの赤ちゃんに共通する行動「人の顔に関心を示すこと」について、それがなぜなのかをお話ししたいと思います。
おっぱいケアで赤ちゃんが大抵抗!
助産院ばぶばぶでのおっぱいケアは、ママの体が床と並行になる状態でおこないます。仰向けの姿勢ですね。施術が始まり、ママが見知らぬ場所でいきなり寝転がっておっぱいを放り出すと、途端に赤ちゃんの顔色が変わります。
彼らにとって、それは異常事態!「どういうこと?!」な状況らしいです。自分だけの専売特許のはずの大好きなママのおっぱいを、見知らぬ人(助産師)に平気で触らせるなんて「ありえない!」のかもしれませんね。
ママの顔によじのぼる赤ちゃんたち
まだ言葉が話せない赤ちゃんたちは、この危機的状況を回避するために、どんな抗議行動に出ると思いますか? たいていの子が、ママの顔によじのぼろうとします。パニックでママの顔にかぶりつく子もいます。そのときターゲットになるのは「ママの顔」なんです。
赤ちゃんは人の顔が大好きです。動物園でも、赤ちゃんは動物よりも人の顔ばかり見つめます。自分の顔も大好きです。鏡を見せると手足をバタバタさせて、大興奮!ナルシストっぷりに笑っちゃいます。
赤ちゃんが人の顔に関心を示すのは本能
赤ちゃんが人の顔に関心を示すのは、自分を愛してくれる人を本能的に求めるから。ニコッと笑ってくれるとかわいいです。赤ちゃんの顔がまんまるであることもかわいいです。
「かわいい」と相手に感じさせる本能的パワーを駆使して、赤ちゃんはお世話してくれる人を求めるのです。もし赤ちゃんがかわいくなかったら、誰もお世話をしてくれないかもしれません。彼らの「人の顔への関心を向ける」という行動は意味があるのですね。
顔によじのぼられ、かぶりつかれたママたちは「やめて〜!」と抵抗しつつも、本当に幸せそうです。顔じゅうよだれまみれになりながら、おっぱいケアは終了。助産院ばぶばぶの平和な日常のひとコマです。