家事・育児の大変さがわかっていない夫
元気いっぱいの生後7カ月の娘の育児と家事に奮闘中の、ある日のこと。夫が仕事から帰宅し、「あー、疲れた」とリビングに入ってきました。私が「お疲れさま、大変だったね」と声をかけ、夫と私の夕食、そして娘の離乳食を準備し3人で食べ始めると、夫が「いいなあ、毎日家にいられて。家にいるのと仕事に行くのと代わってほしいよ」と笑いながら信じられないひと言を放ったのです。私はその言葉に驚き、「ずっと家にはいるけど、娘ちゃんのお世話をしながら家事をするのって大変なんだよ」と反論。しかし夫は「そんなの、外で働くことに比べたら大したことないよ」と言うではありませんか。
たしかに外での仕事は気をつかい、責任も重大なため、大変かもしれません。しかし、家事や育児に休憩時間や休日は無く、日々、子どもの命や成長と向き合いながら、合間に洗濯、掃除、食事の支度など、するべきことは山のよう。時間が経つにつれ、家事と育児を軽く見ている夫に腹立たしさが増してイライラしていました。
するとそこへ、ちょうど義母からビデオ通話が。ここぞとばかりに「夫くんに仕事と家事を代わってほしいと言われたので、私も育児休暇を早めに切り上げて、職場復帰したほういいですかねぇ?」と相談すると、義母が夫に「あなたは何を言っているの!? 家事と育児の大変さがわからないからそんなこと言えるのよ!」と怒り始めました。
「家に帰ってきて温かいごはんが出てくることや、きれいな環境で暮らせること、子どものお世話をお嫁さんがしてくれるのは、すべてが当たり前じゃないのよ!」と一喝してくれて、その後も夫はスマホ越しにお説教を受けていました。お灸をすえられた夫が電話を切ると、私に「ごめんなさい!」と深々と謝ってきました。「俺が甘かったよ」と言い、その後の食器洗いやお風呂掃除を代わりにしてくれたのでした。
家事と育児の大変さを夫が理解していないことにショックを受けましたが、今後は夫にもわかってもらえるように、抱え込み過ぎず、うまく分担していきたいと思うきっかけになった出来事です。
著者:内野真美/30代・ライター。少し内気な1歳の女の子のママ。旅行が趣味。体を動かすことが好きなアウトドア派。フリーランスの仕事も始めて、毎日奮闘中。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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