できあがった夫の手料理
私と娘が帰宅したのは午前11時ごろでした。娘に授乳をしてホッと一息。夫が「昼ごはん作るね」と言ってキッチンに行ったので、お願いすることに。
3歳の長男とも1週間ぶりの再会だったので久々に母子の時間を持ててうれしかったです。ただ、肝心のお昼ごはんは12時を過ぎても出てきません。
「あれ?」と思い、キッチンを覗くと夫はスマホを見たまま、まな板の前で固まっていました。「ど、どうしたの?」と恐る恐る聞くと「ん? いや、何作ろっかなと思って」と、なんてことないような顔で返事をされました。
まさか1時間近くずっとレシピ検索をしていたとは思ってもみなかったので、とても驚きました。結局長男はおなかが減ってぐずり出したので、私が隙を見て残っていたごはんでおにぎりを作って食べさせました。
赤ちゃんもまたぐずり始めて、私がバタバタしているなか、夫は素知らぬ顔で、ずっとまな板の前でレシピ検索を続けていました。料理が出てきたのは3時前ごろでした。しかも目玉焼きとウインナー。正直、私から見れば、それほどレシピを調べるようなメニューではなかったと思います。もう夫に料理は任せるまいと思った出来事でした。
夫は時間管理が甘いところがあると初めて気づきました。夫は準備に時間がかかるようなので、お願いごとをするときは、あらかじめ1時間多めに見て頼むようにしています。もう少し時計を見て動いてくれたら助かるんですけど……それが本音です。
とはいえ、夫なりに「何かしよう」と思ってキッチンに立ってくれたこと自体は、普段料理をしない夫にとって、きっと精一杯やったのだとも思います。こちらが求める動きと実際の行動にズレがあるのはもどかしいですが、まずはそれを伝えていく努力も必要なのだと感じました。産後の慌ただしい日々のなかで、夫婦が本当の意味で「チーム」になるのは、これからなのだと実感した出来事でした。
著者:高野紀美/30代女性/5歳の息子と2歳の娘を育てるパート母。ワンオペ率高め。趣味は映画鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
※AI生成画像を使用しています
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