リスクを抑える「分散備蓄」を推奨
「分散備蓄」という言葉、知っていますか?
分散備蓄とは、文字通り一か所だけでなく、分散して備蓄品を収納することを言います。
災害時どんな状況になるか実際のところ分かりません。だからこそ、「一箇所にすべての備蓄品を準備してしまって、なにも取り出せない状況」を防ぐためにも、分散備蓄することをおすすめします。
実際に我が家が実践している、分散備蓄の内容を場所ごとにご紹介します。
キッチン近くの収納庫
まずは、キッチン近くの収納庫。ここには普段からよく飲む水2Lや体調管理用のボックス(経口補水液、パウチタイプの飲み物等)を保管しています。
寝室
次に寝室。備え付けのクローゼットの中にメイン備蓄倉庫を作っています。無印良品の「頑丈収納ボックス大」の中にそれぞれ備蓄品を入れています。
一番下2つのボックスには、重さのある長期保存水を1週間分備えています。農林水産省のHPにも記載されているように、1人当たり1日3リットル(飲料水+調理用水)必要とされています。最低でも3日、余裕があれば7日分備えるよう、意識してみてください。
▲アルファ米、非常食パン、長期保存のスープやお菓子など
上の段の1つには、非常食をまとめています。
とくに私が意識していることは、詰め込みすぎず、賞味期限が分かりやすいように立てて収納。沢山買い込んでも、何がいくつ、いつまで持つのか分からなければ、本末転倒だからです。
▲ガスボンベ、コンロ、ラップ、紙皿、耐熱袋、非常トイレ等
もう1つには、災害時に使える日用品を収納しています。
玄関靴箱
出入口に近い場所(玄関靴箱下)には、折りたためるヘルメットと一時避難リュックをまとめて。 まだ子どもが小さいため在宅避難の予定ですが、万が一に備えて一時避難リュックを置いています。 内容量はそれぞれ一日分。
狭い靴箱にも入るよう、ヘルメットは折りたたみ式の「オサメット」をわが家では採用しています(A4サイズで薄さ45mm)。厚生労働省による労働安全衛生法規格検定試験に合格した「防災用」ヘルメットなので安心です。
どこに収納する?
いかがでしたでしょうか?その他、車を運転する機会が多ければ「車載用防災ボックス」を導入するのもおすすめ。
今、何があるのか、そして何が足りないのか。あなたの家なら、どこに収納するのか?今一度、見直すきっかけになれば嬉しいです。
完璧にすることが「正解」ではなく、できることから、すこしずつ取り入れていくことが何より大切です!