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高熱の娘の看病を丸投げし義母に泣きつく夫「俺だって熱あるのに〜」ないだろ。すると聞いていた義父が

1歳半の娘が風邪で発熱し、連日のように私が夜通し看病をしている中、夫は「心配疲れした」とアピール。ヘトヘトの私をしり目に、義母は夫を擁護して、私をさらに責めてきて……。

 

「大変アピール」なんてしてないのに…

1歳半の娘が風邪をひき、発熱して3日目。嘔吐してごはんを食べられないのがつらいのか、かなり機嫌が悪く、手を焼く毎日が続いていました。夫は「かわいそうに……。でも俺も仕事で疲れてるから……」と言い、何も手伝ってくれることもなくひとり寝室へ。娘は夜も熱があって目が冴えるのか泣いてばかりいたので、ほぼ一晩中寝かしつけをして私はヘトヘトでした。

 

明け方、ようやくウトウトしかけたところで、夫の目覚ましが鳴りました。今の今までいびきをかいてよく寝ていた夫は目覚ましをだるそうに止め、「仕事行くのだりぃ~」とのびをしながら洗面所へ。そして、「ちょっと喉痛い気がする。しんどいわ……」と言いながらこちらをチラチラうかがって私の反応を見つつ、ゆっくり支度をして仕事へ向かいました。

 

 

やがて娘の熱がようやく落ち着いた夕方6時ごろ、夫が帰宅。なぜかさっそく熱を測って「俺、やっぱり心配疲れしたのかな。ほら、熱あるっぽい。37.0℃」と体温計を見せてきたのです。夫の平熱は36.5℃前後くらいなので、熱があるとは言えないと思います。私は驚きの発言に一瞬固まり「心配疲れって何? あなた昨晩ひとりでしっかり寝てたけど、何か手伝ってくれたっけ?」と言い返しました。

 

そこへ、タイミング悪く義母から電話が。夫を溺愛している義母は、結婚後、ことあるごとに電話をかけてきて、私の妻としてのふるまいをチェックしてくるのです。もちろん今回もその電話。夫は嬉々として電話に飛びつきました。「俺、熱っぽいのに嫁ちゃんが心配してくれないんだよ」とニヤニヤ笑いながらスピーカーホンにして報告。義母は「孫ちゃんだけかまって、息子ちゃんに冷たすぎなんじゃない? 熱があるのに気づかってもあげないなんてかわいそうよ」と言ってきたのです。

 

私は再び硬直。すぐに「娘は38℃を超える熱があるんです。夫は37.0℃でした。夫の平熱を考えると、熱と騒ぐほどではないと思います。それに、娘が体調不良になってから、娘の食事、お風呂、寝かしつけを全部私がしているんです。夫は何もしていません」と事情を一息に説明しました。

 

ところが、電話口の義母は「孫ちゃんのお世話が大変だってアピールはもうそれ以上言わなくていいわよ。それよりも、息子ちゃんが頑張ってるって認めて、ちゃんと体調管理もしてあげて」とまくし立ててきました。私はもう何を言われているのか理解できず、何も言葉を返せません。

 

 

その瞬間、義母の背後から義父の低い声が聞こえてきました。「いい加減にしろ。それは違うだろ。嫁ちゃんがひとりでがんばってるのに、息子(夫)が協力もせずしんどいアピールをしてくる、という話だろ。お前(夫)も疲れたアピールは大概にしろ」と言ってくれたのです。義母は黙り込み、夫も何も発言しませんでした。私は思わず泣きそうになりながら「ありがとうございます」とひと言。義父は「気づくのが遅くてごめんね、もっとはやく電話をかわっておけば、嫁ちゃんが嫌な思いをせずに済んだかもしれないのに」と、気づかってくれました。

 

私が病気の娘を看病する中、心配疲れをしたと言う夫と、夫を擁護する義母に辟易していましたが、義父のあたたかい言葉で救われました。義父のように誰かの頑張りに気づけるような人でありたいものです。
 

 

著者:村井あずき/30代・ライター。音が鳴るおもちゃが大好きな1歳半の女の子を育てるママ。夫と2人で初めての育児に奮闘中。娘と一緒に絵本を読むのが大好き。

 

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)

 

 

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