入園して数カ月後、雪ちゃんと海斗くんはそれぞれ違う子と遊ぶようになり、冬子さんにも新しいママ友ができました。一方、夏美さんは夫の単身赴任が決まり、冬子さんは平日も休日も親子同士で遊ぶように。
そして時が経ち、子どもたちが小学校に入ると、雪ちゃんは女子グループ、海斗くんは男子グループにわかれ、だんだんと2人の間にも距離ができます。
そんな中、母親たちは子どもを連れてお互いの家を行き来し、週末も親子同士で映画館に出かけます。
週末の映画館でばったりあった人物とは…
「あれ? 海斗と……北山さん?」
映画館で、同級生の男の子が仲睦まじい2人の姿を目撃。
次の日、学校で海斗くんは男の子たちにからかわれました。
海斗くんは雪ちゃんに「もう下の名前で呼ばないで」と突き放し、雪ちゃんも、海斗くんのことを名字で呼ぶように。
冬子さんは戸惑いながらも、もう小学3年生で、異性なら距離ができても仕方ないと納得するのでした。
▼これまで当たり前だった関係が急に変わってしまうのは、子どもの心には大きな負担かもしれません。つい親として深入りしたくなりますが、やさしく見守れるといいですね。
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