私は現在CA(客室乗務員)を育児休暇中で、1歳11カ月の息子と生後6カ月の娘を育てています。 「赤ちゃんとの飛行機」はいつでも不安と緊張でいっぱい! 今回は離乳食が始まる生後5カ月から生後8カ月ごろの赤ちゃんとの飛行機がスムーズにいくように、準備しておくと役立つものをお伝えします。
離乳食はどうしたらいい?
離乳食が1回食のときは飛行機に乗らない時間帯にあげていましたが、2回食、3回食になったらどうすればいいのでしょうか? もちろん機内で離乳食をあげることは可能です。私はお粥を保存容器に入れて持参したりもしましたが、市販のベビーフードにはスプーンがついているものもあり便利でした!
また、国際線では予約時点でベビーフードを注文することができる航空会社もあるので、事前に確認しておくと、荷物の軽減に役立ちます。
おもちゃは必要? 絵本は?
息子も娘も生後5カ月から生後8カ月ごろになると、それまでよりも起きている時間が長くなりました。機内で時間を持て余すと「キーッ!!」と騒ぎだし、私はよく慌てていました。最初はいつも遊んでいるおもちゃを持参していたのですが、これがまったく効果がなくなり……。そんなときに助けられたのが、機内でCAにいただいたおもちゃです。
シールブックや飛行機の風船など、初めて見るおもちゃに息子も娘も夢中で飛びついていました。おもちゃに飽きたら紙コップを余分にもらって噛み噛みさせたり、絵をかいてあげたり。航空会社によっては機内に絵本が用意されているので、CAに声をかけて空きがあれば貸してもらえます。
思わぬトラブルにはどんなものが?
私がびっくりしたことの1つが、子ども用のお茶を入れるマグです。私が使っていたマグは、上空についてふたを開けた途端に中身が逆流! これがまたものすごい勢いでピューっと飛び出し止まらないのです! 慌ててフタをしてタオルで拭きましたが、時すでに遅し。隣の席のビジネスマンのスーツに飛び散ってしまい、平謝りでした。
乗り込んだ時点で「騒がしいかと思います、すみません」と声をかけていたことが幸いし、笑顔でのお許しを得ましたが内心はどうだったのかと心配でした。気圧の変化でこのようなことが起こるので、上空でマグを使う場合は注意が必要です。
赤ちゃんとの飛行機は何度経験しても心配になるものです。 満席に近いときは隣の人にごあいさつをしておいたので、思わぬトラブルも小さく収めることができました。また、躊躇せずCAに声をかけたおかげで、うまくいったことがたくさんありました。 次回はどんどん動き出す生後9カ月から1歳ごろの赤ちゃんとの飛行機についてまとめていきます。
著者:松本のあ
1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。