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保育士が答えます!食事のマナーはいつから教えればいいの?

この記事では、保育士・離乳食インストラクターの中田馨さんが、離乳食期の食事マナーの疑問についてお答えしています。

 

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食が始まって、気になることのひとつに「食事マナー」があるのではないでしょうか?0歳児はまだ小さいし、食事マナーと言ってもまだ早いのかな?でも、こんな食べ方で大丈夫なのかな?

 

今日はそんな離乳食期の食事マナーの疑問に答えます。

 

食事マナーは5~6カ月ごろ(離乳食初期)から

食事のマナーは5~6カ月ごろ(離乳食初期)から始まります。と言っても、かしこまったマナーではありません。たとえば離乳食を食べ始めるときは、何となく食べ始めるのではなく、エプロンをして、大人のひざに座って、「いただきます」のあいさつをして始めるのです。

 

そして、食べ終わったら「ごちそうさま」をして、手や顔を拭いて終了です。この一連の流れにも、食事のマナーはたくさんありますね。このように、大人が当たり前に行っている食事のマナーを、一つひとつ赤ちゃんと楽しく行ってみましょう。

 

離乳食をグチャグチャ……こんなときはどうすれば?

たとえば、食事中立ち歩く、離乳食をグチャグチャするなど、一見、問題行動に見えるこのような赤ちゃんの行動はどう対応すればいいでしょうか?

 

・立ち歩くときはどうすればいい?

赤ちゃんが立ち歩くときは、迎えに行って、「座ろうね」と言って座らせる。立ったらまた座らせる。この繰り返しです。立ち歩くのは一時的なことです。追いかけて、立ったまま食べさせていると「これでいいんだ」と赤ちゃんが思ってしまうので、声かけしながら座らせてあげてくださいね。

 

・離乳食をグチャグチャにして遊びだしたらどうすればいい?

赤ちゃんは、離乳食をグチャグチャすることで食べ物の感触を確かめています。ただしこれが遊びになってはいけません。ある程度見守り、「あ、遊びになっているな」と感じたら、離乳食を終了しましょう。

 

離乳食期ごろからマナーを厳しく言ったほうがいい?

1歳が近付いてきて、大人との意思疎通がだんだんできるようになってきたら、マナーを厳しくする必要はあるのでしょうか?私は厳しくする必要はないと思っています。赤ちゃんの発達段階によって、伝えていくマナーはいろいろあると思いますが、離乳食期は食べ物との出会いを楽しむ時期です。

 

自然な形で毎日の習慣として食事のマナーを獲得していければいいなと思います。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    保育士中田馨
    一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長

    0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

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