私はフリーランスとして働いており、産後6カ月ごろから徐々に仕事を再開しました。双子の子どもたちとの時間も大事にしたかったので、仕事の量は少しずつからスタートし、2歳になるまでの1年半は週2回程度、一時保育に預けながら働いていました。今回は、東京郊外で一時預かり保育を利用して仕事と子育てを両立した私の体験をお伝えします。
実際どれくらい預かってもらえるの?
私は東京西部の市部に住んでいます。車で15分圏内に一時預かり保育をおこなっている園が3園あり、事前登録をして仕事に合わせて空き状況を確認し、申し込んでいました。
5月~11月ごろまではほとんど希望通り預かってもらえるのですが、それ以外の時期は就職活動や待機児童のお子さんも多くなり、希望通りにいかないこともありました。私は仕事を調整できたのでよかったのですが、通院などの理由で預けている場合、苦労されている方も多かったようです。
実際に預けたときの子どもたちの様子は?
初めて預ける日は、朝9時から午後4時までの時間帯でした。初日は大泣きのスタートでしたが、慣れてくると保育士さんと一緒におもちゃで遊び、だっこやおんぶで睡眠もできたようです。お迎えに行くと大泣きで抱きついてきました。
その後毎週1~2回預けるようになると、保育士さんや保育園の環境にも慣れ、お迎えもきちんと来てくれることを認識した様子。だんだん泣かずに楽しそうに登園できるようになりました。
預けるときに注意したこと
私が一時預かり保育を利用するときに注意していたことは、「時間厳守」です。私自身が保育士として保育園で働いていたことがあり、お迎え時間を必ず守ることの大切さを知っていました。子どもたちにも「おやつが終わったらママがお迎えにくるからね」などと声掛けすると、子どもたちは安心して待つことができているように思いました。
そのため一時預かり保育を利用する際、子どもたちのためにも、見てくださる保育園の方のためにも、時間厳守は絶対でした。また、持ち物など決まっていることは必ず守るようにしていました。これは園との信頼関係づくりにもつながっていたと思います。
一時預かり保育は、未就園児の保護者の心強い味方です。私の子どもたちは双子だったので、仕事の面でも子育ての面でも先生たちには本当に助けてもらいました。今でも近所で会うとあいさつし合うなど、子どもたちを見守ってくださる地域のつながりができて安心しています。
著者:小川かなえ
2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。