わが家には双子の娘がいますが、両家祖父母はともに2時間以上かかる遠方に住んでいます。普段はなかなか揃わないので、双子の娘の初節句の日は、記念に集まってお祝い会をすることにしました。そんな初節句の体験談です。
準備はお宮参りが終わったらスタート
わが家の双子の娘は6月生まれで、お宮参りは暑い時期を避け9月末にしました。その際、初節句のお祝いをどうしようかという相談が祖父母たちからあり、せっかくなので初節句のお祝い会をしようという話になりました。
新幹線のチケットを取ったり宿を取ったりなど、配慮できることは早めにしておき、両家祖父母はまだ働いているので、仕事の都合なども確認。半年前から日程調整などの準備を進めていきました。
雛人形は母方の祖父母から
雛人形は母方の両親から贈るものとのことで、当時住んでいたアパートにも飾ることのできる小さな夫婦雛をいただき、父方の祖父母からは手作りのつるし雛をいただきました。
雛祭りまでに子どもの手が届かない高めの棚を片付けて、慎重にお雛様や道具を出して飾らなければなりませんでしたが、子どもたちの相手をしていると日中にはなかなかできません。ぐっすりと寝てくれたお昼寝中に、毎日少しずつ飾りつけを進めて3日後にやっと完成。
飾り終えるととても華やかで、子どもたちもよく見ていました。片付けはまた同じように大変でしたが……。
初節句当日は雛飾りの前でお祝い会
いよいよお祝い会当日。双子の娘たちにはかわいいワンピースを着せて、両家祖父母が揃って雛飾りの前でお祝いしました。まだ子どもたちのお世話も大変だったので、準備を簡単にするためにお祝い会の食事は宅配サービスを利用。お寿司やてんぷらなど華やかなメニューで祖父母にもとても喜んでもらえました。
子どもたちは最初きょとんとした顔をしていましたが、みんなにあやしてもらい、大喜び。祖父母たちも孫の成長を見られてうれしそうでした。
初節句は早めに日程調整をしたり、雛人形などを飾ったり、家の掃除や食事を準備したりと、結構大変でした。それでも双子の娘はもちろん、祖父母も、お祝いの場を持って揃うことで一緒に喜べる良い機会になりました。良い思い出になり、初節句のお祝い会をしてよかったです。
著者:小川かなえ
2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。