「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、お子さんの噛み癖に関するご相談です。
Q. 噛み癖は直るものでしょうか?
生後10カ月になる双子を育てています。最近、双子をサークルに入れて遊ばせているのですが、お互いがもう1人の足や手を口に入れて噛むことが多くなってきました。目を離していると大声で泣くので何かとみると手や足に噛んだ後があります。結構強く噛むみたいで後が消えません。私たち親でも指を噛まれたりすると痛いので、子ども同士ならもっと痛いと思います。噛みグセは直るものでしょうか?
高塚あきこ助産師からの回答
知能が発達して、周囲の状況が少し理解できるようになってくると、伝えたいことをうまく言葉にできないもどかしさから、お友達やご家族を噛んでしまうお子さんもいらっしゃるようです。成長とともに、その回数は減っていくと言われていますよ。
最初は、パパさんやママさんの言葉を理解するのは難しいこともありますが、徐々にわかってもらう必要がありますね。すぐにはわからなくても、根気よく教え続けることで、成長とともに、人のことを噛んではいけないということを学んでいくと思いますよ。
十分話せるようになる3~4歳になると、きちんとコミュニケーションがとれるようになるので、あまり噛まなくなってくると言われています。 噛んでいいものと、いけないものを教えつつ、成長を見守ってあげてくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
噛ませないためにできること
お子さんが噛みたくなってしまいそうなできごとや、噛みたくなってしまった時の表情、仕草が見られたら、違う遊びに誘ってみるなど、気をそらさせるように促すのがいいでしょう。それでも落ち着かないようでしたら、そっと抱き寄せて「大丈夫だよ」「大好きだよ」という気持ちを込めて、抱きしめてあげてください。
赤ちゃんの気持ちを代弁してあげる
抱きしめたら、お子さんに「悔しかったね」「いやだったね」などと、お子さんの気持ちを代弁して“ママはあなたの気持ちを分かっているよ”ということを伝えてあげてくださいね。そうすることでお子さんは「ママは僕の(わたしの)気持ちを分かってくれているんだ!」と安心し、うれしくなります♪ そして、徐々に「噛む」という手段から「言葉」で伝えるようになっていきます。
噛まないようにするポイントは「噛む前に気をそらさせ、抱きしめる!気持ちを代弁して、愛を伝える!」です。
※参考:ニュース(ママネタ)「お友だちを噛んでしまう子にママがしてあげられること」【著者:日本コミュニケーション育児協会 珠里友子】
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