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「いつかのため」の準備は「処分」から。家族の施設入所で考えを改めた話【体験談】

2025年の1月に父が他界してから、92歳の祖母のことで親戚と話をすることが多くなりました。祖母は施設に入りながらも伯母、叔父が面倒を見てくれることに。ただ、祖母の家を処分することになり、家の中の荷物を移動しなければならなくなったのですが、物の多さに大変な事態に。その様子を見て、わが家も不要物の処分を決意しました。

 

祖母の施設への入所

私の両親は私が小学生のころに離婚していて、父は晩年祖母と2人で住んでいました。母は1人暮らしですが、私と同じ市内に住んでいて仕事もしているため、週に一度は顔を見に行っています。

 

そんな生活をしていたのですが、父がもともと持病があった上にインフルエンザA型にかかり他界。祖母がひとりになってしまったので、娘である伯母の家の近くの施設に入所することになりました。タイミングよく入所もでき、ひと安心していたのですが、もう家に帰ることができないのなら家を処分してくれと言いだしたのです。

 

祖母宅の引っ越し

施設に持って行く分は、伯母が家の荷物から見繕って祖母の入所とともに運び込みました。けれど、祖母は自分の荷物をもっと施設に持ってきてほしいと言っているそう。ただ、祖母の家は物が多く、伯母の家に引っ越し業者に依頼して運び込んだだけでも4tトラックがいっぱいに。それでも残った荷物を第2弾として送ってほしいと言っているのです。

 

届いた荷物を整理するだけでも大変な伯母に、追加注文する祖母。かと言って施設には限られた量しか、持って行くことができません。伯母の家も祖母の荷物であふれ返っているとのことでした。

 

 

わが家も整理整頓

祖母の家から、私が使えそうな物をもらって帰ってくると「まずはわが家の物を減らしてから」と言う夫。たしかに、なかなか物を捨てられない私は、若いときに着ていた服や、いつかは着るかなという服までそのままにしていました。そこで、思いきって処分を決意。

 

40代に入り、体型も変わっているので1年着なかった服は処分することにしました。結構な量を処分すると気分もスッキリ。夫は「いつでも(私の)母を迎えられるように部屋は空けておこう」と言ってくれるので、「今後を見越しての片付けなら」と私も考えを改めました。

 

まとめ

母は、両足とも股関節を人工関節にしていますが、まだまだ元気です。けれど、祖母の一件から母をいつでも迎えられるように、わが家も整えておこうと決心。ゴミ出しの前日には、「今回はここのエリアを片付けよう」と少しずつ物を処分することにしています。同時に母も、自分の物を少しずつ整理しているようです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:松田みさと/40代女性。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。

イラスト/もふたむ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)

 

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