毎日あんなに会いたくて恋しかったことがウソのように、イライラの原因になる夫。子育ても家事もがんばっている私を全くわかっていない様子。今日は一言文句を言ってやる! と憤っているママも世の中にはたくさんいらっしゃることでしょう。
喧嘩は一つの大切なコミュニケーション。でも無駄に長引かせることがないように、ママの中で「ルール」をつくっておくことをおすすめします。
男脳について知る
多くの場合、男性と女性の性質は異なっています。たとえば、男性は、基本一つの事柄に集中しますが、女性は並行していろいろなことを考え行うことができます。これを、朝、喧嘩し仲直りしなかった場合に当てはめてみましょう。
ママはずっと喧嘩のことを考えて1日過ごすことができます。ああ言ってやればよかった、夫のあの言い方が気に入らないなどなど。同僚や友達と一緒にランチタイムを過ごすことがあれば、ランチタイムにも「今日、夫と喧嘩してさ!」と話題にすることもあるでしょう。そこでさらに火がついてしまうことも。家に帰ったころには、あれも言いたい、これも言いたい、とパパに言いたいことが増大してしまっていることもあります。
一方、パパは……。家のドアを出た途端、仕事モード。喧嘩のことは頭の中の中心から追いやられます。すっかり朝の喧嘩のことを忘れて家に帰ると、ママがまだ怒っている……。おまけにさらに怒りが増している様子、という事態も珍しくないのです。
【ルール1】別の話を持ち出さない
このように女性は、さまざまなことを考えながら育児をしたり、家事をしたり、外で働いたりすることができます。さらには、考えているうちに、昔、パパに怒ったことを思い出し、あの時もこうだった、と怒りが増大してしまうこともあるのではないでしょうか。 これは、男性が全くついていけない展開です。
ママのほうも収集がつかなくなってしまう可能性が高くなります。 喧嘩のときは、昔の話や別の話を持ち出さないようにしましょう。
【ルール2】解決どころを決めておく
一度、文句を言いだすと、あれもこれもと言いたくなってしまうことが多いのが女性です。あまり、文句を言いつづけていると、当初は喧嘩の原因を解決しよう、と思っていた男性も、うるさい、小言が早く終わらないかなという心境に変化してきてしまいます。解決したいことは何か、パパと折り合いをつけられる最低限のポイントはどこか、自分なりに決めておきましょう。
ここで重要なのは、パパと納得しあえるポイントを決めるのではありません。全く同じ意見でないことだってたくさんあるはずです。お互いに、「意見は違うけど、そういうことか」と理解したら一旦終了です。
喧嘩になると、普段ならわかりあえるようなことも、わかりあえなくなってしまうこともあります。 怒りに燃えたぎっているときこそ、冷静になって自分で決めたルールを逸脱していないか考えてみてください。