赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! この記事では、ママが熟睡できるポイントをお伝えします。
3月になりましたが、まだまだ夜は寒い日も多いですよね。子どもの夜泣きや授乳などでなかなかゆっくり寝られないというママも多いと思います。そこで、パナソニック株式会社が行った<子育て世帯における冬場の生活実態調査>からわかった、熟睡できるポイントをお伝えします。
お風呂の後に家事や育児をするママは9割以上
0歳~8歳までの子どもを持つ全国の子育て中の親426名に、入浴後に行う家事・育児について調査したところ、ほぼすべて(97.9%)の親が何らかの家事・育児ををしていました。また行う家事・育児の数は全体平均で約5つとなり、入浴後も家事・育児に忙しい実態が明らかに!
さらに、0歳児を持つ親は平均で6.5つの家事・育児をしており、子どもの年齢が低いほど数が多くなる傾向となりました。
入浴後から就寝までの時間は約2時間以上という人が8割以上
入浴後から就寝までの所要時間について尋ねたところ、「約2時間」(21.4%)が最も多く、次いで「約4時間」(20.0%)、「約3時間」(19.7%)と、2時間以上が合わせて8割以上という結果に。
医師で睡眠の専門家である坪田聡先生によると、快眠の条件には“お風呂に入ってから体を冷やさずに自然に体温が下がってきたタイミングで布団(ベッド)に入ることが重要”で、その目安となる時間は1時間ということ。しかし、入浴後約1時間で就寝ができているママは19.2%、パパでも27.7%と30%未満になりました。
寝るときに湯冷め状態のママは約6割
寝るときに体が冷え切っているかを尋ねたところ、「冷え切っていると思う」と「どちらかというと冷え切っていると思う」を合わせて、約半数以上が就寝時までに体が冷え切っている現状が明らかになりました。特にママは60.7%が「湯冷め」状態に陥っているようです。
また、“体の冷え”が睡眠にどのような影響を与えているのかを調査したところ、“体が冷え切っている人”の約7割が「寝つきが悪い」と回答し、約9割が「夜中に目が覚めることがある」と回答しました。“体が冷え切っていない人”と比較するとそれぞれに差があり、“体の冷え”は寝つき・睡眠の質に影響を及ぼすことがわかりました。
快眠のポイントは湯冷めしないこと
坪田聡先生に快眠のポイントについて教えていただきました。
「自分のことも含めて入浴後にやっていることを見直して、本当にこの時間帯にしなければいけないかを考えてみてください。時間をうまく使って、お風呂から上がって汗が引いた頃に布団に入ると理想的。
また、お風呂上りに部屋を暖かくしておくことも大切。リビングなら20度くらいに保ち、寝室なら16~20度くらいに設定しましょう。就寝時刻の30分ほど前になったら、寝室のエアコンのスイッチを入れて、暖めておくのがおすすめです。このとき、寝室の床や壁も暖めておいた方が良いので、急速に足元から暖められるエアコンを使うと効果的でしょう」
入浴後にはなるべく湯冷めをしないうちに寝ること、それが難しいときにはエアコンなどの暖房をうまく使って、体を冷やさないことが大切なんですね。