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「失礼ですが…」え?なんで?小さな息子を連れて2人でランチへ行くと…店員さんにかけらた言葉に身構えたワケ

生後10カ月の息子を連れて、思い出のレストランへランチに出かけたある日。そこはコース料理のみで、以前は夫や友人とよく通っていたお店でした。久しぶりにその味が恋しくなり、息子と2人で訪れてみたのですが――入口で店員さんにかけられた言葉に、思わず身構えてしまいました。

 

コース料理のレストランに行くと

そのお店は基本的にランチメニューはコース料理のみ。カップルや友人たちと利用する人が多く、1人で行くようなお店ではありませんでした。でも料理も雰囲気もとても素敵で、出産前は夫や女友だちとよく訪れていた思い出の場所。久しぶりにその味が恋しくなって、また行きたい気持ちが強くなったのです。

 

ある日、平日で空いているのを見計らい、息子を連れて行ってみようと、思い切って足を運びました。

 

入口に着くと、店員さんに「失礼ですが、当店はコース料理のみのご用意ですが、大丈夫でしょうか?」と声をかけられます。

 

「え……『大丈夫』ってどういう意味? 子連れだから私は断られるの?」と、一瞬で不安がよぎりました。思わず身構えてしまいましたが、店員さんは淡々と席へ案内してくれました。

 

息子が泣いて周囲に迷惑をかけないよう、私はテラス席を希望。「食べたらすぐに帰ろう」と思っていたところ、先ほどの店員さんがやって来たのです。

 

 

そして「今日は暖かいからテラスでランチ楽しいね」と息子に話しかけてくれました。息子に言葉の意味はわからないと思いますが、笑顔は届いていたと思います。その後も何度か気にかけてくれ、最後に「離乳食、大変だと思うけど頑張ってね。たまには息抜きしてね」とまで言ってくれました。最初は少し怖そうに見えた店員さん。でも、そのやさしさに触れたとたん、心がじんわり温まっていくのを感じたのです。

 

私は今、専業主婦ですが、以前は接客業に携わっていました。だからこそ、今回の店員さんのように、子連れや困っているお客さまにそっと寄り添える接客ができたら——そんなふうに思わずにはいられませんでした。

 

そして同時に、親切にされる立場として、自分もそのやさしさを当然のこととは思わずにいたい。子連れであることを言い訳にせず、まわりへの配慮を忘れずにいたいと、あらためて心に刻みました。

 

 

ちょっとした気遣いや言葉が、こんなにも心をほぐしてくれるんだと実感した出来事でした。子育て中はつい『迷惑をかけないように』と縮こまってしまいがちですが、誰かのやさしさがその不安を溶かしてくれることもある。そんな温もりに触れられて、また一歩、前向きな気持ちで子育てに向き合えそうです。

 

著者:渡辺咲/30代女性/0歳男の子を育てる母。現在は専業主婦。趣味はカフェ巡りとお菓子作りをすること

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)

※AI生成画像を使用しています

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