幸せの記憶であるはずの結婚式が黒歴史に
私たちの結婚式で、義父のスピーチの番に。式の終盤だったこともあってか、かなり酔いが回った様子の義父。スピーチは練習してカンペまで用意してきたということを聞いていたのですが、酔いの影響もあって、まったく異なる内容をしゃべっていました。
その内容は「わが家(義実家)はまだ家のローンが大変なんですよ。お嫁さん(私)の実家は自営業でお金をいっぱい持ってるから、この先はおんぶに抱っこでいかせてください、よろしくー!」ということ。
その場は、お酒が入った方が多かったこともあって私の親族側も、義家族側も大爆笑していたのですが、シラフの状態だった私と夫は衝撃で固まってしまいました。
そして、義母含め親族ほぼ全員、酔いが覚めた際に、「あのときの彼のお父さんの発言って……」と、改めてドン引きしていました。義父は酔いすぎて自分がしゃべった記憶がなかったようで、記憶にない義父だけが幸せな結婚式だったなと感じています。
義父はもともとお酒が弱かったようです。緊張をほぐすために予定より早くグイグイ飲んでしまったとのこと。「お酒を飲んだときに本音が見える」とも言いますが、今後の結婚生活が不安になった瞬間でした。今のところ、その不安は的中していないですが、この件は黒歴史に。結婚式を挙げて何年も経った今でも、誰も触れない話題となっています。
著者:岡村英子/50代女性・男児を育てる母。趣味は投資とクラウドソーシング。
イラスト:にしこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年5月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!