月に1回の朝礼
私が20代後半のころの出来事です。当時働いていた職場では月に1回、社員全員が参加する全体朝礼というものがありました。
朝礼は長いときは1時間以上続き、その間はずっと立っていなければいけません。そのため、私は朝礼があまり好きではありませんでした。
朝礼と生理が重なり…
そんなある日、生理2日目と朝礼が重なってしまったのです。最初はいつものように話を聞いていたのですが、20分ほど経過すると気分が悪くなってきて……。「もう少しで終わるから我慢しよう」と思ったのですが、体がフラフラしてその場に座り込んでしまいました。
すると、すぐに女性の先輩が「ちょっと! 大丈夫?」と駆け寄ってきて、私を支えながら休憩室に連れて行ってくれました。さらに先輩は水とお菓子を渡してくれ、私は「生理2日目で……」と説明。すると、「生理中だと特にずっと立っているのはつらいよね。今度からは無理しなくていいから、つらくなったら座ってね」とのこと。
私はその先輩に対して「厳しくて声をかけにくい人」というイメージを持っていたのですが、この出来事以降、彼女と仲良くなることができました。
先輩が上司に掛け合ってくれたこともあり、私の件があってからは、朝礼では「気分が悪くなったら朝礼を抜けて休憩する」というルールが設けられました。私も先輩のように、困っている人がいたら助けられる人間になりたいです。
※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。
著者:堀川京香/30代女性・2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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