ミヤさんとの関係により、イオリさんの心は徐々にユウナさんから離れていき……。
家庭から離れていく夫と楽観的な妻
「これから帰るのが遅くなることが増えるから、夕食の用意はしなくていい」とユウナさんに伝えるイオリさん。
一瞬あっけにとられるユウナさんですが、イオリさんのご飯を作らなくていいことに喜びを感じています。
それ以来、イオリさんはユウナさんに帰宅時間を連絡することがなくなりました。
イオリさんが家にいる時間は次第に少なくなっていきますが、ユウナさんはイオリさんが不在なのをいいことに、ツムギちゃんと悠々自適に過ごすのでした。
家事や育児をしようとしても口を出され、父親としても夫としても必要とされない……。
自分の居場所がないと感じ、家の外に心の拠り所をつくろうとするイオリさんですが、ユウナさんはそんなイオリさんの行動に焦るばかりか、むしろ都合がいいと考えているようです。
物理的に距離を置くと、傷つけあってストレスになることは避けられるので、気持ちが楽になったと感じるかもしれません。
しかし、パートナーの食事を作らない、パートナーに帰宅時間を連絡しない、ということは、その分お互いのことを考える時間が減り、夫婦として向き合う時間やチャンスを逃すことに。
距離を離してしまうのではなく、お互いがいがみ合わないほどよい距離感を探り、夫婦関係の改善方法を探るほうがよいのではないでしょうか。
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