私は第一子出産前、節約のために育児用品はなるべく買わないようにしようと考えていました。本当に必要になってから買えばいいと思っていたのです。でも今では、「本当に必要かどうか」なんて使ってみないとわからないのだなと感じています。そんな私が、「準備しておけばよかった!」と後悔した育児用品を紹介します。
搾乳器
「母乳が出るかわからないから」という理由で、搾乳器を用意していませんでした。思ったより母乳が出た私は、最初は手で搾乳をしていました。そのまま子どもが生後3カ月、4カ月になっても手で搾乳をしていたのですが、搾乳量が増えたことで時間がかかるようになり、手もものすごく疲れました。搾乳するときは少し前かがみになるので、腰も肩も痛くて痛くて仕方ありません。
そんなとき、ふと搾乳器の存在を思い出して購入してみると……とっても便利! 驚きました。手より断然短時間で、ラクに、たくさん搾乳できたのです。このときすでに、子どもは生後5カ月ごろでした。搾乳器をもっと早く用意すればよかったと後悔しました。
ハンドブレンダー
ハンドブレンダーは一般的には育児用品ではありませんが、離乳食作りに使用するという人も多い商品だと思います。わが家も「ハンドブレンダーは離乳食作り以外には使わないだろうし、離乳食も手で刻んだり潰したりできる」という理由から、ハンドブレンダーは買わないことに決めていました。
いざ離乳食が始まり、地道に食材を細かく刻み、すり潰す毎日。手も疲れるし、肩も痛くなるし、正直面倒だし、毎日の離乳食作りが苦痛になっていきました。そんなとき、親戚からハンドブレンダーをプレゼントしてもらったのです。離乳食作りに使ってみると、なんとラクなことでしょう。このとき、子どもは生後8カ月ごろ。もっと前に用意していなかったことを、とても後悔しました。
ベビーゲート
わが家はベビーゲートを用意していませんでした。いくつかの育児ブログやSNSで「ベビーゲートはダンボールで代用した」という情報を得ていたからでした。子どもがハイハイし始めたころ、わが家もキッチンとリビングの間のベビーゲート代わりにダンボールを利用しました。
しかしこれがとっても跨ぎにくい。ある程度の高さがあり、かつ倒れにくいダンボールを選ぶと、どうしても跨ぎにくい大きさのものになってしまうのです。日中は我慢し、子どもが寝てからダンボールを邪魔ではない場所へ移動するようにしていました。
子どもが1歳ごろにベビーゲートを用意してからは、跨ぎにくいこともなくなりました。最初からベビーゲートを用意しておけばよかった……と激しく後悔しました。
これらが、わが家にとって「いらないと思っていたけど、使ってみたら必要性がよくわかった」という商品でした。節約も良いけど、商品のメリットをもっとよく考えて、便利そうなものは早めに取り入れてみても良いかな……と今では思っています。
著者:丸川朋
一女の母。出産を機に仕事を退職。子育てのかたわら、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。現在第二子妊娠中。