枝豆を食べすぎるとどうなるの?
枝豆は栄養たっぷりで体に優しい食材。よほど大量に食べなければ、心配することはありません。
ただ、気をつけたいのが塩分の摂りすぎ。枝豆自体は良くても味付けが問題なんです。
例えば、冷凍枝豆100gあたりの塩分相当量は0.9g。
女性の1日の塩分目標量は6.5g未満、1食あたりだと2.2g程度が目安なので、250g以上食べると塩分をオーバーしてしまいます。
塩分の摂りすぎはむくみや高血圧の原因になるため、ほどほどの量を意識しましょう。
1日に食べる量に限度はある?
じゃあ、どれくらいがほどほどなの?と気になりますよね。
明確な決まりはありませんが、さや付きで140g(中身は70gくらい)が適量。両手に山盛り1杯を目安にしましょう。
このくらいなら、塩分の摂りすぎや栄養の偏りを防げます。
1日の野菜の目標摂取量は350gとされていますが、これはトマトやキャベツ、ブロッコリーなど、いろんな野菜を組み合わせた合計。
野菜ごとに含まれる栄養素が違うので、枝豆だけをたっぷり食べるよりも、ほかの野菜と組み合わせて適度に楽しむ方が健康的です。
たまに食べすぎてしまう日があっても大丈夫。ただ、毎日のように食べるなら、塩分や栄養の偏りには気をつけてくださいね。
大人と子どもで限度は変わる?
こちらもはっきりとした決まりはありませんが、小学生の子どもであればさや付きで90g(中身は45gくらい)が目安。
中学生以上なら基本的に大人と同じ量で問題ありません。
ちなみに、5歳以下の子どもに枝豆はNG。
のどに詰まって窒息したり、かけらが気管に入って肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあるので、あげないように注意してくださいね。
二日酔いやお通じの改善に!枝豆の嬉しい効果
おつまみの定番である枝豆には、体に嬉しい栄養素がたっぷり。ここからは、特に注目したい3つの栄養素とその働きを見ていきましょう!
二日酔い対策には「メチオニン」
居酒屋でお酒と枝豆をセットで頼むのが、なんとなく当たり前になっていますよね。実はこれ、体に優しい選択だったんです。
枝豆に含まれるメチオニンは、肝臓でアルコールが分解されるときに必要なアミノ酸。二日酔いの薬にも使われているほど、アルコール処理には欠かせない成分です。
「ビタミンB1」で元気をチャージ
「最近なんだか疲れやすくて……」と悩んでいる方は、もしかしたらビタミンB1不足が原因かも。
枝豆にも含まれているビタミンB1は糖質をエネルギーに変えて、疲れにくい体を作ってくれる栄養素です。
さらに、メチオニンと同じようにアルコールの分解も助けてくれます。
お通じスッキリ「食物繊維」
腸を整えてお通じを改善してくれる食物繊維もたっぷり。なんとキャベツの2.5倍以上も含まれているんです。
食物繊維が多い食べ物は満足感を得られやすいので、ダイエットにも効果的。さらに、腸に長く留まってアルコールの吸収を緩やかにしてくれますよ。
塩分さえ気をつければ毎日食べてもOK!
アルコールの分解を助けて、お通じの改善やダイエットに効果的な枝豆。塩分の摂りすぎにだけ気をつければ、体に嬉しい効果がたくさんあります。
両手に山盛り1杯を目安に、ほどほどに楽しみましょう!