育児と同様に、核家族のママは家事も大きな負担です。特に共働き+お子さんがいる家庭では、それがきっかけで大喧嘩に発展……なんて話もめずらしくありません。最近は専業・兼業関係なく夫婦で家事を分担するスタイルがスタンダードになってきていますが、実際には、パパはどのくらい家事を請け負ってくれているのでしょうか。約1,000人のママを対象にアンケート調査してみました。
Q. 今のパパとの家事分担に満足していますか?
半数以上のママは「今の形に満足している」ようですね。 それでは、具体的にどんなふうに家事を分けあっているのでしょうか。
パパのおかげでいつも助かっています!
満足派のパパは「分担」というよりも、気づかいで家のことを先回りしてやってくれるというパターンが多いようです。そんなご家庭のエピソードは、家族愛があふれるものばかり。 数多くお寄せいただいた中からいくつかご紹介します。なかにはママ以上に何でもできちゃうという、スーパーパパもいました!
<きれい好きなパパのこだわり!>
「洗い物は時間があったらすぐにやってくれるので、助かっている。夜勤で帰って来たときもやってくれていて、朝起きてシンクがきれいになっていると気持ちがいい」
「最近は本当によく動いてくれるようになって、助けられている!! 食後の洗い物をしてくれて、気づいたらコンロ(全然掃除に手がまわらず汚れていた)まできれいにしてくれていた!! 本当にありがたかった!!」
「仕事の日でもよく手伝ってくれる。私が料理するのが好きなので料理は私が、夫はきれい好きなので掃除はよくやっています。お互いやりたいこととやりたくないことを分けてできていていいと思っています」
「大掃除(換気扇掃除、エアコンのフィルター掃除、お風呂のカビ取り、窓掃除、照明の拭き掃除)を11月から休日に1つひとつ片づけていってくれている」
「喧嘩した次の日に何も言わずに家中をピカピカにしてくれた(笑)」
「几帳面な夫は掃除に洗濯、お皿洗い、シンクの掃除までしてくれます。私は料理を作る担当。文句を言わずおいしいと言って食べてくれることも、満足だと思う一因です」
「一番助かるのはお風呂掃除だけど、実際は掃除全般をメインでしてくれている。私がするのは、平日のクイックルワイパー・カーペットのコロコロ、トイレや洗面台の軽い掃除(拭く程度)、キッチン周り全般。掃除機とかは週末にかけてくれるので、助かっている」
<子どもが生まれてから変わった?>
「以前はまったく家事をしなかったが、ご飯を炊いてくれたり、洗濯物をしてくれるようになった。2人目が生まれてから、積極的に何を手伝ったらいいかきいてくれるようになっただけで、精神的に楽になった」
「子どもが生まれてからしばらくは、家事育児でよく喧嘩していたので、具体的に何をしてほしいのか言葉に出して、○○と○○どっちやるー? と選択制にしているうちに、休みの日の朝の家事(洗濯、洗濯物たたみ、ごはん、皿洗い)と子どもの世話をお互いのペースを見ながら自然に分担できるようになりました」
「休みの日は3歳になる娘と一緒に洗濯物を畳んでくれます。夫は畳むのが苦手なので、娘と四苦八苦しながら畳んでるところを見ると癒されます。苦手なことも自分からしてくれるのでうれしいです」
「私が外出するときは家で見てくれるから、子育ての大変さを理解してくれている。普段からする子育てや家事に対して『すごいね』『ありがとう』と労ってくれる」
「朝早くから夜まで仕事を頑張ってくれているのに、早く帰ると食事を作ってくれる、おむつやミルクなど重い買い物も行ってくれる」
「子どもの世話に追われていて食事作りが帰宅後になってしまったときも大変だったね、とまったく怒らずに子どもと遊んで待っててくれた。そして休みの日は自分のできることはすすんでやってくれるので本当に助かっている」
「安静生活になったときに、嫌がらずに、動かなくていいから! っていいながら、夫が配膳とかしてくれてたら、娘にも、お母さんは寝てて! 動かないで! って夫の口癖がうつっていました」
<ママへの愛♡ が成せるワザ>
「朝早くから夜遅くまで働いてくれているので、ほぼ全般自分がやっていますが、十分満足しています。たまの休みに少しでも手伝ってくれるとものすごくうれしいし感謝できます」
「やってくれている家事が多すぎて。世間的にはやってくれないのが普通なのかと思うと私はかなり幸せだなぁと感じます」
「平日は毎日残業で帰宅するのが遅い主人。平日は、ほぼ私が家事全般する形となりますが、生後間もない下の子を連れての食材買い出しは、なかなかできず……。そんな中、残業終了後、閉店間際のスーパー(23時前)に安くなった食材をいろいろ買いに行ってから帰宅してくれるのがありがたかったです。帝王切開での出産で、1カ月ずっとおなかが痛かったので、助かりました」
「家事を分担するだけでなく、いつも、ありがとうという言葉をかけてくれるので、とても満足しています」
「ストレス・寝不足が溜まってくると、寝かしつけもたまにやってくれたりその時その時で、対応してくれているので、あまりお家にはいませんが、助かっています」
「私が子どもの寝かしつけに苦戦してる間に皿洗いをしてくれてたり、そのまま寝てしまってても洗濯が干してあったりして、担当を分けてある訳じゃないができることをやってくれるので助かっている」
「私は専業主婦で夫は働いており、普段料理は私しかしないですが、いくら疲れて帰ってきても、どんなメニューでも文句言わず『おいしい』と言って食べてくれます。(3日連続カレーとかでも文句一つ言いません)私が疲れているとわかったときは、外に食べに連れて行ってくれたりテイクアウトしてきてくれたりするのでとても助かっています」
「現在、2人目を出産して昼夜問わずに授乳があり寝不足な中、夫も仕事で早くに仕事に行ったら遅く帰ってくる中でも、『やれる事は』と早起きして掃除や洗濯をして仕事に行ってくれていて、とても助かっていてありがたいと思った」
<何でもおまかせ! スーパーパパ>
「お風呂掃除もしてくれるし、お皿も洗ってくれるし、育児も積極的にしてくれて、お布団も準備してくれたり……これを特にっていうよりも本当によくやってくれています」
「掃除、洗濯、後片付けなどほとんどの家事をやってくれているので、私は食事をこだわって作れるし、子どもたちとの時間もゆっくり過ごせています。子どもたちのおやつもほぼ手作り(子どもと一緒に作ることも)することができている」
「私のできない力仕事や家計管理をしてくれているので車検や保険など忘れることなくスムーズにストレスなく支払いに困ることがない」
育休明けが不安……何もしない(できない)パパたち
続いて、不満派から寄せられたエピソードを集めてみました。亭主関白こじらせちゃった系パパや、まるで子どものようなパパ、手先が不器用すぎるパパ……など、多種多様なダメパパをご堪能ください(苦笑)。割と男性全般に言えることだったりするので、そうそう! と共感できるママも多いのでは?
<やってはくれるが中途半端>
「洗濯を畳んでも結局しわのままだったり、きちんとできる家事が少なく私の家事の割合が高い。今後仕事に復帰したらと思うと怖い」
「たまに夕飯を作ってくれるのですが、とにかく時間がかかる。後片付けが大変」
「たとえば、洗い物はしてくれるがその後の水が飛び散ったシンクを拭くのは私。乾いた食器をしまうのも私。毎回必ず洗い残しがあり、それを洗い直すのも私。でも、これを指摘すると拗ねて何もしなくなるから黙って私がやっている」
「掃除機をたまにかけてくれるが、それ以外は私がやる。言えばやってくれるが、やり方を説明するのが面倒くさい」
「やってくれるのはうれしいけど、中途半端に終わっていたり、それいつやるの? 優先順位が……ということがある」
「家事は何度教えても、どれも気づかない、雑、中途半端。結局やり直しをしなければならないのに、ダメ出しすると文句をいうので。なかなかじょうずになってくれません」
「夜、夫はのんびりスマホゲームしながら晩酌。子どもはぐずるわ、食器は流しに山積みで私はお風呂に入る暇さえない。どちらかでも手伝う素振りくらい見せてほしい」
「洗濯やゴミ出し、掃除などやってはくれますが、簡単にできるところまでとか、面倒な所は残してあったりなど、結局最終的な確認をしてできてないところは私がやっています。それなのに、『オレはこれをやってる、あれもやってる』と言ってきますが、やるなら責任を持って最後までやってくれないと意味がないです」
「唯一やってくれるのが食事作り。他すべて私。食事を作ってくれるのは助かるが、作るだけ。使った調味料や食材など出しっぱなしなので、それくらいは片付けて欲しい」
<一周回ってかわいい?! 子どもが増えたよう……>
「自分の服くらい自分で衣替えして! こちらは子ども3人分もしてるんだから! 子どもでも自分の服くらい自分でたんすにしまうよ!!」
「普段が私に偏っていて、私は自分の時間も取れない。それなのに夫は、テレビを見たり、ゲームをして遊んでいる時間がある。分担を変えて50:50くらいにしたい」
「寝かしつけをしている間遊んでいて、終わってへとへとになっているところにおなかすいた、だけ。自分で作ればいいのに寝かしつけの一時間遊んでたくせに」
「言えばやってくれるけど言わなきゃ何もしてくれないし、ゲームやミニ四駆作りなど自分がやりたいことができなくて怒るのをやめてほしい。私はゆっくり座ってお茶を飲むことすらできないことをわかってほしい」
「『ちょっと見て見て!』と呼ばれ、何かなと思い見るとほこりの塊が落ちていた。夫は笑っていたし嫌味を言うタイプではないので単純にすごいごみだねー!程度でただの笑える夫婦の会話のようだったが、気づいたなら掃除してくれよ!と思いました」
<亭主関白もほどほどに!>
「2人目が生まれたばかりで、子育てが大変だから家事手伝ってと伝えたら『仕事しながら家事育児やってる母親もいる。仕事してないんだから手伝いたくない』と言われた」
「出産前と変わらずあれやって、これやってと甘えてくることが多く、子どもがギャン泣きしていても押し付けられた用事を済ませないといけないし、その分負担が多い」
「仕事から離れると基本的に何もしない、それでいて自分の時間、趣味の時間を欲しがる。仕事のストレス発散か必要だと。私にはひとりの時間もありません。子どもの面倒を見ていてと頼んでも、せいぜい30分」
「食事は椅子に座れば出てくる。お風呂に入れば、着替えが用意されている。そう思っているだろう夫を見ると腹が立ちます。私も育児に仕事にとこなして、夫と対等だと思っているのに、なぜ私が家事を全般やっているのか、わからなくなるときがある」
「どうしても、女性の方が家事中心になる。サポートじゃなくて、シェアしてほしいので、もっと自分のこととして取り組んでほしい」
「自分のものは触らないでと言われたから片付けずにそのままにしておいたら部屋が汚いと言われたので片付けくらいはしてほしい」
「家事全般私の仕事と思っている。たまーになんかしたら『やっちゃったで』感がスゴい」
家事分担の満足・不満足エピソードはいかがでしたでしょうか? 家事というのは、生活するうえで絶対に必要な身の回りのことです。パパが普段仕事で疲れていることは理解しているものの、ママだって育児に追われているし、共働きだったらなおさら一番シェアしたいところだと思います。家事について不満がある家庭は特に、話し合う機会を持って夫婦で問題を解決していきましょう。そうすればきっと、家族の生活がより良いものになっていくはずです。