話し合いが進まない中、娘が帰宅すると夫は話し合いから逃げようとします。
以久奈さんは「こんな奴のために無駄に急に怒りの感情出させるのも可哀想か……」と娘を巻き込みたくない、娘がかわいそうという想いを優先します。そして「ムスメのいない時に続きは話す……」とモヤモヤした気持ちをグッと堪え話を中断させるのでした。
娘を見てニヤつく夫の本心とは
以久奈さんとの話し合いが中断しニヤつく夫は「俺は知ってる……」「結局、時間が経てばいつも通りになることを」と心の中で呟きます。自室へ戻ろうとすると娘を見つけ嬉しそうに話しかける夫。しかし娘は顔をしかめ「……なに?」と返事をします。そんな冷たい態度の娘を見て「髪色が俺そっくり」「可愛いやつめ」とニヤつく夫。そんな夫を無視するように娘は自室へ向かうのでした。
自室へ向かう娘の後ろ姿を眺めながら「反抗期だなぁおい」と微笑む夫。その微笑みは成長を喜ぶものではなく「仮に離婚しても……」「絶対にお前に執着したくなるじゃねぇか」という思いからの微笑みだったのです。そして「ずっとお前といれるのなら……」「夜の店だって我慢できる」と決意するのでした。
◇ ◇ ◇
夫のニヤつきは、家族への愛というより“執着”の気配に見えます。娘を前に「ずっと一緒にいられるなら夜の店もやめられる」という夫の表情に、どうしても違和感を覚えます。夜のお店通いをやめる理由が、家計と子どもの安心を守るためであってほしい——そう願うばかりです。
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