先輩の結婚式のため地元に帰ると、彼女が公園で男とハグ。声をかけると知らない人のふりをされ！？

散歩をしていると、幼少期によく遊んだ公園が。立ち寄ってみると、男性と女性がハグをしていました。そして、そのうちの女性のほうは、僕の高校時代からの恋人・A子にそっくりだったのです！ 僕は東京、A子は地元で暮らしており、遠距離恋愛中。彼女は一途な性格で、浮気の心配などしたことはなく……。「そんなはずない」と思いながらも近づくと、間違いなくA子本人でした。

 

「何をしているの！？」と質問すると、A子は「あなたは誰？」と僕を知らない人のふり。すると、男性に「A子のストーカーか？」と言われ、「ぼ、僕はA子の彼氏で……」と反論しますが、「帰るぞ！」と2人は去っていってしまいました。

 

翌日、先輩の結婚式に出席するも、僕は上の空。経緯を聞いた友人たちが「式のあとに飲みに行くか！」と誘ってくれ、居酒屋に行くことになりました。

 

お酒を飲んでいると、友人のひとりから「相手の男の人は誰かわからないの？」との質問が。

 

「あのときは動揺していたし、わからないなぁ」と答えると、高校時代からの友人・B子が、スマホからいくつかの写真を僕に見せて、「地元のお祭りのときに撮ったんだよね。この中にいない？」とのこと。

 

そこには、ビールを飲む男性の姿が写っていました。僕が「この人だよ！」と言うと、「こいつは地元でも有名な遊び人だよ。行きつけのバーでよくいろいろな女性をナンパしてる」と教えてくれました。

 

その後、僕とB子はその男を探し、行きつけのバーに行ってみることにしたのでした。

バーに入ると、偶然にも男の姿が。僕は「昨日はどうも。A子とはどういう関係ですか？」と声をかけると、男はニヤニヤしながら説明しました。男によると、2カ月ほど前にA子のことをナンパし、2人は親密な関係になったよう。さらに、「A子は俺に惚れてるから。でも、俺は遊びだけどな」と言い放ったのです。

 

僕はA子に確認する必要があると思い、彼女に連絡。すぐにA子もバーに来たため、「この男は君とは遊びだと言っているが、それでもいいのか？」と質問すると、A子は、「うん。遊びでも私はこの人と一緒にいたい」と言うのです。

 

そこまで言われては、もう引くしかありません。僕はA子とその場で破局したのでした。

 

お店から出て落ち込む僕に、「そういうこともあるよ」とB子。「B子は昔から僕にやさしいよな」と言うと、なんと「だって、好きだから」と告白されたのです。

 

僕が戸惑っていると、B子は「高校のときから好きだったけど、A子がいたから……」とのこと。僕もB子のことはいい子だと思っており、「まずは、2人でデートに行くところから始めよう」と提案し、B子も「うん！」と返事をしてくれました。

 

A子との恋は終わってしまいましたが、これからはB子との関係を大切に育んでいきたいと思っています。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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