学校にいるときに初潮がきた
小6のある日、学校にいる時間帯に初潮を迎えました。小6になると、初潮を迎えている子も増えてくるころで、生理についても学校の授業で学習済みでした。
仲の良い友だちはみんな、すでに初潮を迎えていましたし、「初潮=大人になった、おめでたいこと」というイメージだったので、「私も早く生理がこないかな〜」なんて、密かにワクワクしながら待っていました。そのため、いざ初潮がきたときは、うれしかったのを覚えています。
このときはナプキンを持っていなかったので、保健室に行って先生に報告すると「あら、おめでとう!」と、ナプキンをくれて、付け方を教えてくれるなどいろいろと対応してくれました。
ちょっと恥ずかしいような、でもうれしい気持ちもありました。
学校帰り、母親になんて報告しようか悩む
そして下校時刻になり、自宅までの数十分間、家で待っている母親になんて報告しようか考えながら帰りました。
報告するのが照れくさいという気持ちと、喜んでくれるかなというワクワクした気持ち。友だちといつも通り会話をしながら帰りつつ、「まずはどうやって打ち明けようかな」などと、ずっと考えていました。
そして母親に報告…しかし!
ドキドキしながら自宅に着きました。お茶を飲んでくつろいでいる母親に、私は思い切って「お母さん! あのね、生理がきたよ!」と報告しました。
しかし母親の反応は、びっくりしたような、少しかたい表情。「まずいこと言っちゃったのかな?」と不安になりながら母親の返答を待っていると、「え、なんで生理とか知ってんの?」と聞かれ、学校で習ったと伝えると、「ああ、そうなんだ」というひと言だけ。
そのあと生理用品の説明をしてくれましたが、てっきり喜んでくれるものと思っていたので、悲しい気持ちになってしまいました。
初潮を迎えることは、子どもにとっては未知の世界であり、不安もいっぱいです。子どもの大きな成長のひとつとして、親が温かく受け止め支えてあげることが大切だと感じています。自分の経験から、私の娘が初潮を迎えたときは、温かい気持ちで対応してあげようと決めています。
著者:ゆき/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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