ズボラすぎる性格で…
私はもともとかなりズボラな性格で、生理中にナプキンを取り替えるためだけにトイレに行くことをとても面倒だと感じていました。しかも当時働いていたオフィスは、私以外、全員男性。あまり頻繁にトイレに行く人がいなかったこともあり、ギリギリまでナプキンを替えないことが当たり前になっていきました。
そんなある日、「そろそろ限界かな」と思いつつも仕事を続けていた私は、次の瞬間、青ざめました。ドッと大量の経血が出てくる感覚に襲われたのです!
すでに限界を迎えていたであろうナプキンが吸収できる経血量ではないと思い、私は「ヤバい!」と慌てて立ち上がり、そのままトイレに駆け込みました。
ほっとしたのも束の間、衝撃の出来事が
トイレに入って確認してみると、経血がスカートにまで漏れていました……。ただ、幸いにもロッカーに替えのスカートがあったので、どうにか事なきを得ました。
しかし……ナプキンを替え、着替えてオフィスに戻った私は、信じられない光景を見て再び青ざめました。
デスクが並ぶ通路のど真ん中に置かれた私の椅子。椅子に乗せていたクッションは、なんと血まみれ!
トイレへ行くことだけに気を取られていた
経血がドッと出た瞬間、私はトイレへ行くことばかりに気を取られ、クッションまで汚れているとはまったく考えていませんでした。
さらに、ここでも私のズボラな性格が災いし、急いでいた&普段から椅子をデスクの下に収めて席を立つことが習慣になっていなかったせいで、椅子はデスクが並ぶ通路のど真ん中に。
血まみれのクッションが誰の目にも入る状態になっていました。おそらく、ほとんどの男性社員がこの状況に気づいていたと思います……。もちろん誰からも触れられることなく、私はそっと血まみれのクッションをデスクの下に隠して仕事を再開。そのあとの仕事が手につかなかったのは、言うまでもありません。
それからというもの、当たり前ではありますが生理中は面倒がらず定期的にトイレに行き、ナプキンを取り替えるようになりました。今では衛生的にもよくなかったなと反省しています。そして、クッションをおしりに敷いていたことにより、直接椅子を汚さずに済んだことは、不幸中の幸いだったなと思っています。
著者:中西絵美/女性・主婦
イラスト:ふるみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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