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弁当屋になった僕を見下すテレビ局員の元カノ。取引を打ち切られるも数カ月後、上司と店に来て!?

僕は、父から継いだとある弁当屋の店主をしています。ご贔屓にしてくれるテレビ局もあり、売り上げは安定していたのですが、ある日、元カノと再会し……。

テレビ局で元カノに再会

ある日、僕は配達先のテレビ局の廊下で、偶然、元カノのA子と再会しました。

 

「私、このテレビ局に転職してきたの。何であなたがテレビ局にいるの?」

 

僕は、「ロケ弁としてうちのお弁当を注文してくれるから、届けに来たんだよ」と説明。A子とはお店を継ぐ前に別れたため、僕が弁当屋になったことは知らなかったよう。なお、別れた理由は彼女の浮気でした。

 

A子は、「えっ、今どき弁当屋!?」と驚きながら、「あなたのお弁当、地味で味気ない。もっと豪華にできないの? 写真映えするような感じ」と文句を言ってきたのです。

 

ただ、うちの商品は、昔ながらの懐かしい味と見た目が売り。それを言うと、「あらそう。ちなみに、私はロケ弁の手配にも関わっているのよ。メニューを変えるつもりがないなら、うちとの取引は終わりね」とのこと。

 

相変わらず高飛車で人を見下す彼女に僕は呆れながら、「こっちはそれでも大丈夫だよ」と返答。そして、A子の判断によりテレビ局との取引は終了したのでした。

 

「明日から弁当の配達を再開して」

A子がいるテレビ局との取引は終わったものの、すぐに他のテレビ局から注文が入り、売上にはさほど影響がありませんでした。

 

それから数カ月が経過したある日、突然、店にA子から電話がかかってきたのです。

 

「明日から弁当の配達を再開して」

 

僕は「やっぱりね」と思いました。というのも、うちのお弁当は、A子のいるテレビ局で冠番組を持っている大御所タレントや、主役級の役者たちから「昔懐かしい味でおいしい」と言ってもらっていたからです。お忍びでプライベートで買いに来てくれることもあるほど。

 

一応、A子に「どうして?」と説明を求めると、「ベテランのタレントや役者たちが、あなたのところの弁当がいいってうるさいのよ」とのこと。

 

しかし、すでに他のテレビ局からの注文が入っており、A子のいるテレビ局との取引を再開する余裕がなく……。僕が、「一方的に取引を終わらせたのは君だろ? 今すぐには無理だよ。スタッフを増やすとか体制を整えないと」と言うと、A子は「弁当屋のくせに偉そうに! もういいわよ」と逆ギレし、電話を切ってしまいました。

 

A子は上司に連れられ…

ただ翌日、いつものように仕事をしていると、上司に連れられてA子が店にやって来ました。

 

「このたびは、うちの部下が失礼な態度をとって申し訳ございませんでした。どうか、取引を再開させていただけないでしょうか。ほら、君も頭を下げて」と上司に言われ、ふてくされた表情で謝罪するA子。

 

やはり、うちの弁当が必要なよう。謝罪されたこともあり、僕はおいしいと言ってくれるタレントや役者たちのためにも、取引再開を決めたのでした。

 

これからも昔ながらの味を守りながら、おいしい弁当をより多くの人々へ届けたいと思います!

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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