出産で一変…不機嫌で自分勝手に振る舞う夫
結婚前の夫は、本当に絵に描いたような理想の相手でした。「君以外は考えられない」「大好きだよ」と甘い言葉をささやき、「早く結婚したい」と猛アピール。35歳に近づき結婚を焦っていた私は、そんな彼の言葉をうれしく受け止めました。しかし、そんな幸せな時間も数年後、結婚して子どもが生まれた途端に音を立てて崩れ始めたのです。
子どもの誕生は、夫婦にとって喜びの瞬間だと思っていました。しかし、夫にとっては「構ってもらう時間が減る」ことへの不満の種へとつながったようです。最初は「少し寂しいのかな?」と微笑ましく思っていましたが、徐々に私につらく当たるようになりました。
仕事をしたいと相談すると「俺との時間に費やせ」と拒否。部屋が少しでも散らかっていると、「なんでこんなに汚いんだ!」と怒鳴り散らすように。育児に追われていると「俺を構え!」と、まるで駄々をこねる子どものように激怒する始末。かつてのやさしい面影は消え失せ、常に不機嫌で自分勝手に振る舞うようになりました。夫の心ない言動は、徐々に、私の心に深い傷を刻んでいったのです……。
不倫発覚!悪びれない身勝手な言い訳に絶望
そんな毎日の中で、夫の帰宅時間がどんどん遅くなっていきました。最初は仕事が忙しいのだと思うようにしていましたが、夫の態度はさらに冷たくなり、私や子どもへの関心が薄れるばかり。私は不安を感じながらも、誰にも相談できずにいました。
そんなある日、夫婦共通の知り合いからの目撃情報で、夫の不倫が発覚したのです。私の頭の中は真っ白になり、信じてきたものが崩れ落ちるような感覚に。震える声で夫に問い詰めると、夫は「俺のことを構わないからだ。お前が悪い」と悪びれず、逆ギレします。
私が家事や育児に追われる中で、この言葉を聞いた瞬間、心は完全に打ち砕かれました。彼の態度の根底には「自分だけを優先して欲しい」という身勝手な思いがあったのだと、このときようやく気付いたのです。
傷心の中「賭け」に出て予期しない展開に…
絶望の淵に立たされながらも、私はこの状況を打開するために、ある「賭け」に出ることを決意します。それは想像を絶する勇気を必要とするものでした。
私は、夫の不倫相手と直接連絡を取ったのです。不倫相手が知り合いだったため、連絡を取ることは容易でした。最初は相手に警戒をされましたが、これまでの夫の言動の数々や、子どもが生まれてからの豹変ぶりについて話すと、彼女の顔色が変わりました。彼女もまた、夫からの不当な要求や、常に否定されるような言葉に苦しんでいたことが判明したのです。
数日後、私はまったく予期せぬ展開に直面しました。夫が突然、私に謝罪したいと切り出してきたのです。夫は、不倫相手に不誠実な態度を指摘され、はっきり別れを告げられたそうです。そこで初めて、これまでの自分勝手な言動が、どれだけ周りを傷付けていたかにようやく気付いたと、うなだれていました。それは、彼が初めて弱さを見せた瞬間でした。
まとめ
夫の態度は私の心を大きくむしばみ、何度も離婚を考えました。しかし、私の賭けが功を奏し、不倫相手が愛想を尽かして離れ、夫も反省して謝罪しました。とはいえ、夫が裏切ったことは事実で許せず、根本的な解決にはまだまだ時間を要しますが、夫が自身の問題に向き合い、変化の兆しが出始めていることは、絶望の中で見い出したかすかな希望の光となっています。
これからは、自分自身の心も大切にし、子どもと共に幸せになることを優先して、最善の道を模索していこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山田 桃代/40代女性・専業主婦。5歳年上の夫と2022年生まれの虫取り大好き男の子の3人家族。昼間にオリジナルのお菓子作りをするのが毎日の楽しみ
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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