大学のメンバーに婚約を報告する空さんと杏さん。すると友人たちは「えー!まじで!?おめでとう!」「大学メンバーで結婚第一号じゃね!?」と祝福ムード! 友人たちが盛り上がる中、杏さんは「空が素敵な人ってことは私も十分知ってるわ。私は幸せ者ね」と照れながらひと言。
その場にいた宇美さんは「周りがあんなに褒めてて……杏ちゃんが選んだって事は……」「もしかしてすっごく素敵な人なのかも……?」と空さんを見つめながらぼんやり上の空。そして「やだもう……」「欲しくなっちゃうじゃん……」と心の中である欲が沸々と湧き上がるのでした。
友人の婚約者が欲しい私は……
トイレから戻る途中の空さんを呼び止める宇美さん。人気のないところで「ちょっと空君と話たくって♡」と話しかけます。続けて「空君って杏ちゃんが初めての彼女だったんだね!」「空君ってすごくカッコいいしモテそうだったから意外だったなぁ……」と上目遣いで話し、空さんの魅力についてペラペラと語ります。
そして「ほーんと杏ちゃんが羨ましいなぁ♡」と言いながら空さんの腕をグッと胸に当て密着する宇美さん。慌てる空さんに向かって「でも空君は本当にいいの?」「生涯……1人の女性しか知らなくて……」と問いかけるのでした。
◇ ◇ ◇
人気のない場所で腕を胸に押し当て、「生涯…1人の女性しか知らなくて…いいの?」とまさかの“誘惑”をした宇美さん。それは「好意」ではなく揺さぶりに近いもの。恋愛経験の少ない空さんには、確かにハッとさせる問いかけだったのかもしれません。「欲しい」と思った瞬間に手段を選ばないその一線の越え方に、恐さを覚えます。そこまでして本当に空さんが欲しいのでしょうか? 杏さんを大切な友人だと思うのなら、2人の幸せを“試す”ことはしないで欲しいと願うばかりです。
土井真希さんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。