元従業員が教える!大人気店の再現レシピ
中華料理屋の元従業員・けんさんと元店長・まささんの2人が、料理研究を重ねながら情報発信しているYouTubeチャンネル『けんまさきっちん』。
どうやら、あの人気中華料理チェーン店『餃子の王将』(以下、王将)で働いていらしたようで、たくさんの再現レシピがアップされています。
今回はそのなかから「王将風 炒飯(ソーハン)」にチャレンジ。
家でもチャーハンは比較的よく作りますが、やっぱりお店とは火力も鍋も違うし、味を再現するのは難しいですよね。あんな風にパラパラにもなりません。
しかし、そこは元店員さん。たくさんの工夫が詰まっています。
本家の作り方をベースとしつつ、自宅のフッ素樹脂加工フライパンでも作れるよう、水や油の分量やオリジナルのタレを徹底研究。まさに家庭用に落とし込んだレシピなんです。
これは期待しかないでしょ!ということで作ってみましょう。
けんまさきっちんさん「王将風 炒飯(ソーハン)」のレシピ
材料(1人分)
【チャーハン用ごはん】
・米…1合
・水…160ml
・油…小さじ1(5ml)
【メイン食材】
・チャーハン用ごはん…120g
・焼き豚(できれば甘くないもの)…80g
・ネギ(小口切り)…15g
・卵(Lサイズ)…1個
・油…大さじ1(炒め用)
【タレ】
・醤油…小さじ1
・オイスターソース…3g
・味覇…3g
・油…少々
・ブラックペッパー…15振り
焼き豚は50g入りしか見つけられなかったので少し控えめ。卵は小さかったため、2個用意しました。
作り方①米を炊く
ごはんはチャーハン用に少しかために用意します。米1合に対して160mlの水、5mlの油を入れてよく混ぜ、いつもと同じように炊きましょう。
ちなみに、米1合は炊きあがると約300gになります。このレシピでは120gを使うので、取り分けておいてくださいね。120gは小さめのお茶碗に軽く1杯程度でした。
作り方②タレを作る
【タレ】の材料を器に入れて混ぜます。このタレですべての味がキマるのでしっかり量りましょう。
そして、とろみがつくまで電子レンジで約30秒間加熱します。600Wで30秒加熱したところ、ちょうどいいとろみがつきましたよ。
※電子レンジで液体を加熱するとき、沸点に達していても、沸騰しないことがごくまれにあります。この状態の液体が、ちょっとした刺激で急激に沸騰を起こし、液体が激しく飛び散ることがあります(=突沸現象)。やけどの原因になりますので、ご注意ください。
このとろみがあることで、ごはんがべちゃべちゃになるのを抑えてくれるそう。
作り方③焼き豚を切る
焼き豚を食べやすい大きさにカットします。動画では少し大きめのブロック状に切っていました。
作り方④卵を混ぜる
卵をボウルに割り、塩をひとつまみ(分量外)入れて混ぜます。塩を入れることによって、卵がきれいに混ざるんだとか。
黄身と白身両方が箸で一緒に持ち上がる程度まで、よく混ぜましょう。
作り方⑤ごはんと卵を炒める
ここからは炒める工程です。チャーハンはスピードが命。フライパンの近くに食材を配置しておきましょう。
ごはんをほぐしやすいお玉やヘラも用意してくださいね。
火加減は基本的に強火。フライパンが熱々になったら、油を入れた後、卵をすべて入れます。
軽く混ぜ半熟になったところで、チャーハン用ごはんを投入し、卵と混ぜましょう。
フライパンを返して、ごはんを潰さないように気を付けながらお玉でたたく、これを繰り返すのがポイント。ほぐすようにやさしくたたいてくださいね。
返せない場合は混ぜるだけでOKです。
作り方⑥焼き豚とネギを入れる
パラパラになったら焼き豚を入れ、強火で約30秒炒めます。ここからはフライパンをあまり返さず、炒めることを意識しましょう。
次にネギを加え、ダマがある場合はほぐしながら約15秒炒めます。
作り方⑦タレを入れて炒める
最後に鍋肌にタレを入れます。こうすることでべちゃつかず、香ばしく仕上がるそうですよ。
全体にまわるように約30秒炒めたら完成!
【実食】自宅チャーハンの最高傑作ができた
いやいやいや、うそでしょ。香りからもう王将っぽさがただよってるんですけど……すげー!
そして口に入れると、自作チャーハンの中で過去一の逸品だと確信しました。
とにかくパラパラだし、卵、ネギ、焼き豚、この3つのバランスも完璧。
動画ではいろいろなポイントを教えてくれましたが、特にチャーハン用にごはんを炊き、味付けに味覇を使ったのが功を奏している気がします。
一緒に食べた夫は「お店の味じゃん!」と大絶賛。普段は寡黙なのに「どうやって作るの?もっといっぱい作ってほしかった」としつこいほどでした。
一粒一粒がべちゃつかず、旨みが全体にまわっていて美味しい。家でこの味が食べられるなんて……できれば内緒にしたいレシピです。
食べればわかる!この旨さ
これを覚えれば、家で王将気分を満喫できること間違いなし!ぜひ、元店員さんのコツを取り入れて、香ばしくパラパラなチャーハンを味わってみてください。