友人が娘に伝えた手順
友人Aの娘は小学6年生で、周囲にはすでに生理が始まった子もいるそうです。小学校の保健指導では、ナプキンの交換手順までは詳しく習わなかったそうで、友人Aは娘と一緒に家で練習したという話をしてくれました。
「まず、新しいナプキンを開けて、太ももに貼っておくでしょ?」と語るAに、友人Bがすかさず「え? 太ももに貼るの!?」と驚いた様子で口を挟みます。
まさかの方法に一同爆笑!
すると友人Bの口から、まさかの発言が。
「私、いつも新しいナプキンをいったん壁に貼ってた……」
思わぬ告白に一同びっくり。「え、壁に貼るの!? ありえない〜」と、爆笑の渦に包まれました。
気になってその場でネット検索してみると、実は“壁に貼る派”も一定数存在していることが判明。検索結果によれば、「トイレットペーパーホルダーの上に置く」という人も多いようです。
結局どれが正解かわからなくなり、「子どもに変な方法を教えそう」と4人で笑いながらも、混乱する結果になったのでした。
親の常識が子の常識に…
友人Bは「子どもに『壁に貼ります』って教える前に気づいてよかった」と安堵の表情。
私たちは「親の常識がそのまま子どもの常識になるんだね」と改めて認識したのでした。
ちなみに私自身は月経カップを使用していて、子どもたちもそれを知っているので、ナプキンではなく月経カップが、わが家の“生理の常識”になっているのかもしれません。
親の何気ない言葉や行動が、子どもにとっての“当たり前”になっていくものだと思います。だからこそ、「自分の常識=正解」とは限らないということ、そして「多様な選択肢がある」ということを、子どもと一緒に学んでいけたらと思わされた出来事でした。
著者:河原りさ/30代女性。2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)