表面的にはいい妻を装うユウナさんですが……。
肝心なことから目をそらして…
アキトさんに会ったこと、そして仕事を頑張っていると聞いたことをイオリさんに話すユウナさん。
「てっきり浮気でもしているのかと思ってた」と言うユウナさんに対し、イオリさんは「浮気なんて興味ない」ときっぱりと否定します。
ユウナさんが「お仕事頑張って、私は味方だからね」とやさしい言葉をかけ、夫婦の間には一瞬穏やかな空気が流れますが、イオリさんが、今でもまだ触られたくないのかと問うと、ユウナさんは言葉をかぶせるようにして「家族なんだから何でも話して」と一線を引くのでした。
そして、イオリさんとの関係から目をそらし続け、数カ月の時間が経ったころ。
ミヤさんとイオリさんは未だ関係を続けており、ミヤさんはイオリさんの希望に合わせて、髪を伸ばしているのでした。
イオリさんを思いやり、やさしく接することは、もちろん夫婦関係の修復への第一歩ではあります。
しかし、「家族」という言葉でイオリさんとの関係に一線を引き、イオリさんの気持ちから目を背けてしまっていては、根本的な「夫婦生活」の問題は先送りにされただけ。
心に残るわだかまりは、やさしさや時間だけで簡単に消えるものではありません。だからこそ、イオリさんのように無理に距離を詰めるよりも、お互いの本音を認め合いながら少しずつ歩み寄っていくことが大切なのかもしれません。
表面的には仲良くしていても、ふとした瞬間に心の奥が反応してしまうことがあります。そんなときこそ、自分の気持ちを丁寧に見つめることが、相手との対話の第一歩につながるのかもしれませんね。
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