ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。私は40歳で入籍、41歳で妊娠しました。出産時は42歳。不妊治療をしていたわけでもなく赤ちゃんを授かったのは本当に奇跡的なことでした。
今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話の第5話です。
妊娠糖尿病で入院するとまず、自分専用の血糖値測定キットを渡されました。
血糖値は自分で計れるようになり、今度はインスリンを自分で打つ練習です。
最初のうちは看護師さんが毎回注射器で打ってくれていました。
普通のよくある注射器。
「もしかして私もこういう注射器で自分で打つのかな……?」
「だとしたら大変すぎるし難しすぎる……無理……!」
と思っていたら、渡されたのはペンシル型の簡単に操作できるものでした。
針は毎回使い捨てのものを装着し、注入する量が書かれたダイヤルを回して決定し、シャープペンの芯を出すみたいにお尻側から押すだけ。針はかなり細いです。
毎食前に1日3回、看護師さんに方法を教えてもらって見てもらいながら、恐る恐る自分の太ももへブスっ!と刺します。
針は太ももの皮下脂肪1cmくらいの深さまで入ります。細くて鋭い針が刺さっていくのを見ていると怖いです! 私は皮下脂肪がとっても分厚いんですけどね! それでも怖いです!
インスリンの注射はおなかの皮下脂肪に注射することが多いようですが、私の場合は妊婦なのでおなかに針を刺すのは抵抗があるので太ももに刺していました。
毎日インスリンの針を刺していた太ももには、針の痕がたくさん増えてだんだん痛々しくなってきます。
糖尿病患者で長くインスリンを使用している人には、インスリンを打ち続けた場所の皮下脂肪が固くなり「インスリンボール」というのができるそうです。
私の場合は「妊娠糖尿病だし、妊娠期間中だけの限定であってほしい」と思うけれど、それは産後に再度血液検査をしてみたいとわからないことです……。
「とにかく今は赤ちゃんのために、できることを頑張ろう!」
そう思うしかありません。
このインスリン注射ですが、針が細くて使いやすくなっているとはいえ、痛点に触れてしまうとやっぱり痛いんです!
「どうか痛点に当たりませんように!」と思って打っていましたが、やはり何回かに一度は痛点に当たります……。
毎回緊張してインスリンを打つ手が震えました。
いくら胎児のためとは言っても、こうやって毎日毎日自分で自分に針を刺す医療行為を続けるのは精神的にキツかったです!
なんとか入院中に自分でインスリンを打てるようにマスターしました!
退院してからも、家でこれを出産の当日まで続けなければいけないんです……。
次回は、入院中に受けた栄養指導のお話です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO