グローバルネームの流行はいつから? 平成を振り返ると……
グローバルネームTOP10はいずれも全体のTOP30圏内!
今回比較をおこなったのは、2017年生まれの年間グローバルネームランキングと2025年夏(7月~9月)生まれのグローバルネームランキングです。
いずれもTOP10は年間名前ランキングでもTOP30入りを果たしている人気の名前! グローバルネームの流行は、2017年にはすでに始まっていたことがわかります。
グローバルネームの人気が加速!
では、ランキング入りしたグローバルネームは、全体のランキングではどのあたりに位置しているのでしょう。2017年の年間ランキングと、最新のデータである2024年の年間ランキングを比較してみると、グローバルネームの人気が加速していることがわかります。
例えば、平成時代のグローバルネーム1位の「めい」はランキング全体では8位、2位の「さら」は9位でしたが、令和のグローバルネーム1位の「えま」はランキング全体でも1位、2位の「さな」は3位と、TOP3入りを果たしました。
2017年と比較すると、個々の名前の順位に変動はあるものの、グローバルネームが全体として上位に位置する傾向が強まっており、名付けの主流になりつつあることが数字から読み取れます。
2025年は二音ネームがトレンド!
2017年のグローバルネームランキングには、「かんな」「あんな」「あいり」などの三音ネームがTOP10に入っていましたが、2025年夏のグローバルネームランキングでは、TOP10は二音ネームがずらり!
2つの音からなる名前の二音ネームはシンプルで呼びやすく、近年男女両方の名付けでトレンドになっていて、グローバルネームにもその影響が現れています。
さらに、2017年にランクインしていた3つの三音ネームに変わり、2025年にランクインしたのは「せな」「るか」「のあ」の3つ。これらは海外では主に男性名として名付けられていますが、日本では男女問わず名付けられる「ジェンダーレスネーム」です。これも令和の名付けトレンドのひとつです。
グローバルネームのランキングには、男女の性差を感じさせないジェンダーレスネームの流行も垣間見える結果となりました。
平成・令和の「グローバルネーム」を比較した今回。平成にもすでにグローバルネームの流行は始まっていましたが、子どもの可能性を広げたいというパパ・ママの想いが反映された結果、令和では多様性という新たな要素が加わっていると言えるでしょう。
これからお子さんの名前を考える方は、「グローバルネーム」もぜひ候補のひとつとして参考にしてみてくださいね。
photo:@_suichanmanさん(ベビカレメイト)
<2017年調査概要>
調査対象:ベビーカレンダー「2017年 赤ちゃんの名づけエピソードキャンペーン」にご応募のあった2017年生まれのお子さんの名前、内祝いサービスを利用された方の2017年生まれのお子さんの名前。(協力:内祝いカタログ事業会社3社/ルメールの出産内祝い、出産内祝い.jp、ナイスベビー) 調査期間:2017年8月14日~2017年10月13日 調査件数:女の子:16,884件
<2025年調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間::2025年7月1日(火)〜7月25日(金)・8月1日(金)〜8月25日(月)・9月1日(月)〜2025年9月25日(木)
回答件数:女の子:11,415件