ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。私は40歳で入籍、41歳で妊娠しました。出産時は42歳。不妊治療をしていたわけでもなく赤ちゃんを授かったのは本当に奇跡的なことでした。
今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話の第8話です。
妊娠糖尿病で入院していたときは、毎日担当の医師が血糖値を見ながらインスリンの量(単位という言い方をします)を決めてくださっていました。
退院後は1週間に1度通院し、診察の際に自己管理ノートに記録していた1週間分の血糖値を見てもらって、次の1週間はこのインスリンの量にしてくださいということが決まります。
ただし、このインスリンの量は必ずしも一定ではなく、食前の血糖値がもし下がり過ぎていたら◯単位下げてくださいとも言われていたので、じょうずに血糖コントロールをするにはいつも血糖値を気にしていなければなりません。
血糖値が低くなりすぎれば、低血糖を起こす恐れがあるからです。
(もちろん、低血糖になったときにはどう対処するかという方法も入院中に指導を受けていました)
「あ~……毎日毎日食事のたびにインスリン……早くこの生活が終わればいいなぁ……早く陣痛来て……早く赤ちゃん出てきて……」
出産予定日が近づくころには、花粉症の息苦しさやいろいろなストレスでパニック発作を起こしたりして、本当に大変だったんです!
インスリンだけがストレスだったのではなく、もうすぐ出産という不安や心配事が積み重なってのことだと思います。
ストレスって怖いですね……。
パニック発作を起こすと「息が吸えない」と考えてしまって「呼吸の仕方がわからない」っていう感覚に陥るんですよ……。
生きている心地がしません!
すぐに同じ大学病院の精神科の先生を紹介していただいて受診。処方していただいた薬でどうにか症状を落ち着けていました。
それでもどうにか毎日やるべきこと(食べる、寝る、血糖値測定、インスリン投与)をこなし、はやく1日が過ぎ去ってほしいと思いながら過ごしていたある日。
その日は自分の誕生日だったのですが、まったくハッピーな気分にはなれません。いつもどおり食事前にはインスリンを……と思っていたら、陣痛が!!!
やっと来たか~!という思いもあり、初めてのことで陣痛の間隔がうまく計れないということもあり、一度病院に陣痛タクシーで向かったんですが……。
「う~ん……まだ子宮口が1cmくらいしか開いていません」ということでいったん帰らされるという、フライングをやってしまいました!!
そしていったん家に帰ったのですが、すぐに陣痛の間隔が狭まってまた病院へとんぼ帰り。
そんなこともありつつ、なんとか無事出産。
やっと赤ちゃんに会うことができました!
いざ出産となると不思議とパニック発作は出ませんでした。
自分でも信じられないほど冷静。
妊娠糖尿病になると赤ちゃんが巨大児になって難産になることがあるそうですが、私の場合は巨大児になることも難産になることもありませんでした。
さて次回は……。
まだまだ産後の血糖値が正常であることがわかるまでは、妊娠糖尿病は終わりではないのです!
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO