保育園にリュックを持って行きたいと駄々をこねるさつきちゃん。数カ月前、園で持ち物の紛失が相次いでいた件を思い出し、さなえさんは心配しますが、一歩も引かないさつきちゃんに渋々折れてしまいます。結局、登園時はリュックを使用し、日中はさなえさんが会社のロッカーで預かることで話がまとまりました。
リュックを持っていくことが日常になったころ、さなえさんは送迎時にママ友・勝地木さんから、さつきちゃんと仲の良いくーちゃんのママ・欲田さんが個人で「せどり」をしているという話を聞きます。
「欲田さんって変わったよね」「お気に入りの物を保育園に持って来たらロクなことにならない」という勝地木さんの言動から、さなえさんは「勝地木さんは被害者のひとりであり、欲田さんを疑っているのではないか?」と感じるのでした。
いつもと様子が違う娘、ママが感じた小さな異変とは…
翌朝、さなえさんが「保育園の準備してね」と声をかけようとすると、さつきちゃんは「もうやったよ」と一言。思わぬ返事に、さなえさんは驚きます。
続けて「パパからもらったリュックは持って行かなくていいの?」と聞くと、「うん、もういいや」とあっさり答えるさつきちゃん。
その言葉に、さなえさんはわずかな違和感を覚えますが、忙しさのあまり深追いせず、いつも通りさつきちゃんを送り出します。
そのころ、さつきちゃんは家に置いてきたはずのリュックを保育園に持ち出していたのでした。
▼子どものちょっとした変化には、何かのサインが隠れていることもあります。その瞬間は深刻に感じなくても、「どうしたの?」と声をかけるだけで、子どもの心が少し軽くなることがあります。忙しい毎日でも、そんな小さなやり取りを大切にしたいですね。
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