こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。離乳食もそろそろゴールが見えてきた1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)。大人のごはんよりも調味料を少なめにして小さく刻んでいるけれど、大人のごはんから取り分けすることができるようになってきて、だいぶママもラクになってきたのではないかと思います。
1歳6カ月を過ぎると次は「幼児食」に移行します。1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と幼児食期の違いはあるのでしょうか?
幼児食になったら大人と一緒でOK?
幼児の内臓や咀嚼力は未発達です。大人と同じようには機能してくれません。幼児食になったからと言って、大人と一緒の調理方法や味付けだとまだ体に負担をかけることもあります。
1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)と幼児食の違い
幼児食とひと言で言っても、実は1歳6カ月~6歳までと幅がとても広いのです。ですので、幼児食期を前半(1歳6カ月~2歳)と後半(3歳~6歳)に分けてみましょう。
前半の最初のうちは、離乳食と大きな違いはありません。離乳食の延長線上が幼児食です。調理方法や味付けにそれほど変化をつけなくてもOK。素材とだしを生かした調理方法で食事作りを進めます。
後半になると、子どもの生活がガラリと変わります。幼稚園などに通い始める子どもが増えるからです。お友だちとの交友関係も広がります。これまで家庭の中が多かった生活に広がりが出てくると、食生活も徐々に変化します。もちろん、これまで通りの家庭の味も大切。無理に先へ先へ進む必要はありませんが、お友だちと一緒のものを食べる楽しさも味合わせてあげたい時期ですね。
後半は3年間ありますので、徐々に新しい食材や味、調理法にチャレンジしてみてくださいね!
離乳食も幼児食も何を大切にするかというと、将来にわたって、食事を楽しめる子に育ってほしいということだと思います。私は、幼児食も子どもを中心として考えた食事をおすすめしています。