ある晩、ユウナさんがツムギちゃんを寝かしつけたあとに、ひとりでお風呂に入っていると……。
正論が生んだ亀裂

















ユウナさんが脱衣所で着替えているところに現れたのは、帰宅したばかりのイオリさん。
イオリさんはすぐにユウナさんから目を逸らしますが、ユウナさんは「見ないでよ!」と声を荒げて勢いよくドアを閉め、その後、嫌悪感に苛まれます。
「ただいまくらい言ってよ」と言うユウナさんに、イオリさんは冷たい目で「見られたくないんだったらドア閉めとけよ」と言い捨てるのでした。
寝ている妻や娘に気を遣い、静かに帰宅するイオリさん。せっかくの行動に不満を言われ、イラッとする気持ちもわかります。イオリさんの言い分ももっともですが、偶然とはいえユウナさんが驚いたり恥ずかしい思いをしたことに対して、ひとこと気遣いがあると受け止め方も変わったかもしれません。
ユウナさんも、一方的にイオリさんを責めるのではなく、まずはイオリさんの心配りを受け入れる必要があったのではないでしょうか。
夫婦だからこそ、「言わなくても伝わる」と思い込んでしまうことがあります。
でも本当は、相手を思いやる小さな言葉や態度こそが、関係を優しく保つ鍵なのかもしれませんね。
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くろねこ
