私は妊娠5週目に妊娠検査薬で妊娠に気づいたその日から、帝王切開で出産したその日までつわりがあるタイプの妊婦でした。その時々で食の好みが変わる偏食気味で、においにも過敏な、トイレが友だちの妊婦生活でした。
妊娠に気づいた日からトイレが友だち
生理が1週間くらい遅れているなぁと思いながらも、「またズレてるのかな?」と過ごしていたのですが、ふと思い立って妊娠検査薬を試してみると陽性反応でした。
ドラマで観たみたいに、吐き気がしてトイレにかけこんで気づくのではなかったので、こんなものかと思いながら、夫に「妊娠したみたいなんだけど普通だね」と話していたら、数分後にはトイレから出られなくなっていました。ここからトイレが友だち生活の始まりです。
朝から夕方まで同じ場所にいたの?
朝、夫が仕事に出かけるのを見送るときも、夕方会社から帰ってきたのを迎えるときもトイレからだったので、夫は「もしかして、一日中トイレにいたの?」といつも驚いていました。
実際には布団で寝ていた時間もあるのですが、ご飯のにおいだけでなく、シャンプーのにおいもダメだったので、お風呂に入るのもひとりではできず、鼻をつまんでいる間に髪の毛や体を夫に洗ってもらう日々でした。
偏食すぎて夫は大変
妊娠中、口にできた飲み物は伊藤園の「おーいお茶」だけで、食べ物はきゅうりの梅干したたき和えが食べられたり、31アイスクリームの「りんごソルベ」だったり……。
マクドナルドのポテトなど、昨日までは食べられたのに今日はもう食べられなくなっているなど、日によって飲食できる物が変わるため、買い物をしてきてくれる夫は本当に大変だったと思います。
それでも母子ともに健康でした
人生で経験したことがないくらいの偏食になり、飲み物の種類まで限定された生活でしたが、健診のたびに赤ちゃんは順調に体重が増えていました。また、私は肥満だったので妊娠中に体重をできるだけ増やさないように言われていましたが、妊娠前から月に1kgづつトータルで5kg痩せてからは増減なく過ごせていたので、助産師さんから「偉い」と褒めてもらうことができ、妊娠生活を無事に送ることができました。
「安定期に入ればつわりは落ち着くよ」と言われて、期待して過ごしていました。結局私は出産するそのときまでつわりがあったので、出産後の食事のおいしさには本当に感動しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。