つわりを緩和する方法、おすすめの食べ物は? 治療が必要なつわりって?

2019/07/10 12:30
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この記事ではつわりについて、専門家監修のもと解説します。つわりは、一般的に妊娠5~6週頃から始まる吐き気や嘔吐、だるさをはじめとする一過性の症状がおこります。つわりが起こるメカニズム明確になっていませんが、妊娠初期の急激なホルモンの変化や心理的・社会的要因などが関連しているといわれています。
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つわりのイメージ

 

食欲不振や吐き気が起こり、生理が遅れている事で妊娠?と気づく人もいます。ほとんどつわりの症状がない方や入院を余儀なくされるほど重症な方もいます。つわりの症状で体が重く、心も体も不安定になることもあるでしょう。つわりの原因や症状、2人目以降のつわりなど対処方法や緩和方法、おすすめの食べものについて解説します。

 

つわりとは?

つわりは、一般的に妊娠5~6週頃から始まる吐き気や嘔吐、だるさをはじめとする一過性の症状がおこります。つわりが起こるメカニズム明確になっていませんが、妊娠初期の急激なホルモンの変化や心理的・社会的要因などが関連しているといわれています。

 

つわりの症状

つわりの症状はさまざまで個人差があります。

 

・吐き気
・嘔吐
・唾液量の増加
・全身倦怠感
・頭痛
・眠気
・食欲不振
・嗜好の変化
・においに敏感になる

などの症状があります。

 

症状は一過性で、早朝の空腹時に出現することが多いといわれています。妊娠初期につわりで食事が十分に摂取できなくても、おなかの赤ちゃんはママからの栄養をあまり必要としないため、深刻に考える必要はありません。

 

つわりの期間、ピークの時期、2人目以降のつわりは?

つわりは、妊娠5~6週頃から症状が出現し、妊娠8~11週頃にピークになり、妊娠12~16週頃までに自然に消失します。

 

妊婦の50~80%がつわりを経験し、初産婦に多くみられますが、経産婦は重症化することが多いといわれています。

 

つわりの対処法・おすすめの食べもの

つわりがきつくて気分がすぐれない状態が続くことで、ストレスを生じる可能性があります。ストレスによってつわりはさらに辛くなることもあるため、ストレスの緩和方法を見つけたほうが良いでしょう。

 

ここではつわりの緩和方法、つらいときのおすすめの食べもの、治療方法をいくつかご紹介します。

 

●つわりの対処方法
・少量を頻回に分けて食べる

・空腹を避けられるようすぐに食べられるものを用意しておく

・好きな物を食べたいときに食べる
・食べた後は20~30分安静にしてから起き上がる
・安静にしてリラックスする
・読書や音楽鑑賞、趣味などで気分転換する
・軽い散歩をする

・芳香剤などの強い臭い、換気不足、高温多湿、騒音などの環境、緊張する作業などは避ける
・家事や仕事では無理せず、家族や同僚に頼る
(仕事している場合は、つわりが辛いことを医師に申し出、「母性健康管理指導事項連絡カード」に必要事項を記入してもらうことで適切なサポートを受けられることができます)

 

●つわりがつらいときのおすすめの食べもの
つわりの時期は、酸味があるものを好む傾向があります。また、嘔吐によって水分やミネラル不足になるため、水分補給を心がけましょう。

 

<おすすめの食べもの>
酸味があって食べやすい食品として、柑橘類、酢の物、マリネ、南蛮漬け、レモン、柚子、トマトがあります。

 

ビタミンB6は吐き気や嘔吐を緩和すると言われています。ビタミンB6が多く含まれている食品は、バナナ、プルーン、玄米、きな粉、まぐろ、鶏肉、チーズ、ヨーグルトなどです。食べ物の臭いに敏感な場合は冷やすことで臭いが少なくなります。冷やした豆腐、麺類などは食べやすくておすすめです。

 

調理で吐き気や気分不良が起きる場合は、無理せずに簡易食品や惣菜などを使用しましょう。また、家族など周囲の人に頼るのもよいでしょう。

 

●つわりの治療方法

水分や食事がとれているなら、治療の必要はありません。しかし、つわり症状がひどくなると妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があり、治療が必要になります。つわり症状がひどく、水分が摂取できなくなるような場合は早めに受診しましょう。

 

妊娠悪阻の特徴として、

・頻回の嘔吐が1日中続く

・食事摂取が困難になる

・5%以上体重が減少する

・脱水

・飢餓状態

・尿中ケトン体が陽性になる

があります。

 

妊娠が進むと子宮が大きくなることで、胃が子宮に押し上げられて吐き気や胸やけの症状が出現する事があります。症状が気になる場合は医師に相談しましょう。

 

まとめ

つわりの症状が続くと、気分が滅入ってしまいます。仕事、育児や家事などで忙しい方は周りのサポートも必要です。気分転換しながら過ごしましょう。

 


※参考:『病気がみえる産科vol10 第3版』(メディックメディア)

 

監修者・著者

助産師 REIKO


医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。



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