現在アメリカ・ミシガン州で、日本人の夫と1歳7カ月の娘と3人で暮らしています。自然豊かで暖かい季節は外遊びを楽しめますが、1年の半分近くは寒い地域なのです。でもこちらは無料の公共施設や、有料の子ども向け施設など、寒い季節の選択肢が豊富です。そんな私の住む地域の遊び場事情をご紹介します。
娘も大興奮! 公園には自然がたくさん!
私の住む町は大都市から遠く、とにかく自然が豊か。小さな子ども用のプレイグラウンドを備えた公園が多数あり、そこではリス、鹿、ウサギ、アライグマ、スカンクと、本当にたくさんの野生動物がいます。安全上直接触れることはできませんが、子どもたちは大興奮! 動物観察のためだけでも公園に遊びに来る価値があります。
言葉を覚え始めたころの娘も、「リスさん!」とうれしそう走り回っていました。バーベキューグリルやトレイルコースを整備している公園も多くあり、大人も楽しめる場所です。
長い冬の強い味方! 冬の遊び場探し!
10月から4月の半ばにかけては、寒い気候が続く冬が長いミシガン。無料で利用できる施設は、ママたちの強い味方です。私の住む地域には、市内に5カ所の市立図書館があります。いずれかの図書館で毎日1時間ほど5歳以下の子ども対象の歌とお話の会が開催されているので、参加して楽しむことができます。また、小さな子ども専用のおもちゃや遊ぶスペースも図書館内に充実しています。
さらに、大型の教会やショッピングモールなどが無料で室内プレイグラウンドなどを開放しているところもあり、親子で運動不足解消に最高です!
年中楽しめるバラエティー豊かな有料施設
無料の公共施設ばかりではなく、有料の子ども向け施設も充実しています。私がよく利用するのは、科学をテーマにした子ども向け博物館です。博物館と言っても館内には子どもが科学をテーマに遊ぶことができる遊具がたくさん設置されており、大人も一緒に楽しめる施設です。
4歳以下の子どもが楽しめるコーナーもあり、お昼ごはんとおやつ持参で1日中過ごせます。その他にも室内トランポリン施設や、遊具と小型の動物園を備えた施設などが多数あります。
ママたちが1番うれしいのは…
何よりありがたいのは、アメリカ人が子どもに寛容であることです。小さな子どもが大きな声を出したり、走り回ったりしても、ほとんどの人が気にしないかやさしい目で見てくれます。
私の娘もイヤイヤを起こし、泣きわめきながら床に転がったり、公共の場所で走り出してしまうことなどがありますが、多くの人が笑顔で見てくれるか、「あなたも大変ね!」と声を掛けてくれます。そのおかげで、気軽にいろいろな場所で子どもと過ごすことができるのかもしれません。
冬の気候が厳しいミシガン州ですが、子ども向けの施設が充実しているのであまり悩むことなく、外遊びを楽しむことができます。そして何より、大らかなアメリカ人のおかげで、いろんな場所で気軽に子どもが楽しめる時間をつくることができてうれしいです。
著者:岡みちこ
アメリカ中西部の小さな町で日本人の夫と1歳の娘の3人暮らし。アメリカの子育て事情や、自身の妊娠・出産・子育てに関する体験談について執筆中。