私が見た衝撃の光景
当時、わが家の子どもは、1歳、4歳、7歳の3人。予想はしていましたが、やはり1歳の末っ子が慣れない雰囲気でぐずることがあり、私は泣き声で式の邪魔をしてはいけないと、度々、結婚式の途中で席を立ってはロビーであやしていました。仲の良い義妹の晴れ姿をしっかり見たいのに、感動的なシーンも細切れでしか見られない……。そんな状況に少し焦りを感じていました。
ようやく末っ子が寝てくれて、ほっとしつつ式場に戻りました。すると、さっきまでいたはずの家族がいません!
「え?どこ!?」と一瞬パニックになりながら探すと、なんと別室で、私と末っ子抜きで家族の集合写真を撮っていました。私はショックで呆然としてしまいました。
なぜ!? さっきまで末っ子対応で席を外していたのを知っていたはずなのに……。
声をかけた義母は、『あれ? あなたたちいなかったの? もう家族写真撮り終わったわよ』と悪びれもせず平然と言いました。夫も「あれ? いなかったんだ」と言うだけ。私たちがいないことを疑問に思わず、呼びにも来なかったのです。怒りと悲しみがこみあげました。
後日、義妹が写真を見直して、私と末っ子がいないことに気がついてくれました。「なんで!?」と義母と夫に問い詰めてくれたのです。『いないことに気がつかなかった……』という2人に義妹は大激怒!
「みんなに迷惑がかからないようにって、一生懸命あやしてくれてたの知ってたでしょ!」と、まるで私の気持ちを代弁するかのように怒ってくれました。そして、すぐに私に「本当にごめんね。私が気づけなくて……」と丁寧に謝ってくれました。
結婚式自体は本当に素晴らしかったのですが、この一件で夫と義母に対してモヤモヤした気持ちになっていたのが正直なところです。ですが、義妹が自分のことのように怒り、謝ってくれたおかげで、私の心のトゲはかなり小さくなりました。家族の中に「わかってくれる人」が一人でもいてくれたことが、本当に救いになった出来事です。
著者:松木恵美子/40代女性/16歳の長女、13歳の長男、10歳の次女を育てる兼業主婦。福祉系の職場に栄養士として勤務中。趣味は料理と書道。関心ごとは健康。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年6月)
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