双子の誕生日会を開催
双子が6歳の誕生日を迎えたとき、親戚みんなでお祝いの会を開きました。祖父母からはブロックと電車のおもちゃをプレゼントしてもらい、双子は大喜び。私たち夫婦からは、当時ふたりがハマっていた「アイロンビーズ」を贈りました。
これまで使っていたビーズは色が混ざったボトルタイプだったのですが、今回は色ごとに仕切られたトレイ付きの本格的なセットです。
双子は目を輝かせて「これでマイクラのTNT(人気ゲームに登場する爆弾のアイテム)作るんだ!」とはしゃいでいました。
せっかくのビーズが…
ところが、私がトイレから戻ると衝撃の光景が。蓋が開いていたのか、ソファの横に置いてあったはずのビーズが床一面に散乱し、せっかくのトレイがひっくり返っていたのです。
双子はレゴや電車のおもちゃに夢中で、まったく気が付いていない様子でした。私が「どうしたの!?」と尋ねて初めて事態に気づき、「どうしよう!」と半泣きに……。
そして、お互いに罪をなすりつけ合い、取っ組み合いのケンカに発展。楽しいはずのパーティーは、一気に修羅場と化してしまいました。
犯人はまさかの!?
ビーズがひっくり返った瞬間を誰も見ておらず、どうしたものかと頭を抱えていたとき、ふとリビングのルームモニターが目に入りました。もしかして……と録画を巻き戻してみると、真相は思いがけないものでした。
なんと、くつろいでいた夫が寝返りを打った拍子にお尻でトレイを押し、気づかないままビーズをひっくり返していたのです!
映像を見た双子はぽかんとしたあと、「パパがいつもゴロゴロしてるからでしょ!」と矛先を夫へ。急に責められた夫は、半泣きになりながら細かい色分け作業をするハメになり、私はその様子をニヤニヤしながら眺めていました。
最終的にはみんなで協力してビーズを拾い、笑いながらお片付け。波乱の誕生日会でしたが、最後には家族全員で大笑いできたおかげで、忘れられない良い思い出となっています。
著者:木下うめ子/30代女性。2018年生まれの双子ママ。自閉症の双子のサポートに日々奮闘中。管理栄養士の資格を持っており、食べることが大好き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています