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娘「無理しないで冷凍食品でいいよ」毎日ヘトヘトな40代母。罪悪感から始めた「工夫」の結末

2021年、長女が高校へ進学。それを機に、朝のお弁当作りが家事に加わりました。毎日仕事でヘトヘトに疲れている40代半ばの私は、どうにも朝起きるのがつらく、お弁当作りも苦痛に感じるように……。これでは身が持たないため、短時間で簡単にできる手抜きお弁当作りを考え出しました。それについてご紹介します。

 

疲れが取れず、早起きのお弁当作りが負担に…

どちらかというと朝型の私。娘が進学する前は、お弁当作りが朝の家事に加わってもさほど苦ではないだろうと安易に考えていました。

 

実際にお弁当作りが始まってからも、初めの3カ月くらいは寝坊していけないという緊張感もあって朝の5時過ぎには起きられていたのです。ただ、余裕を持って起きているはずが、まだ慣れないためか手際が悪く、お弁当ができ上がるのは娘の出発時刻ギリギリの6時半ごろ。そんなふうに慌ただしい朝が続いていました。

 

私は朝型なので、夜遅くまで起きているのはしんどいのですが、夕食の片付けや洗濯、下の子たちの宿題の丸付けなどに追われていると、どうしても寝るのが遅くなってしまう日もあります。そうすると、ただでさえ40代に突入してから朝起きたときに前日の疲れが抜け切っておらず体がだるいと感じるようになっていた私は、徐々にお弁当のための早起きがつらいと感じるように。

 

そしてお弁当作り開始から半年ほどたったころ、とうとう寝坊をしてしまいました。当然お弁当も作れず、コンビニで調達したお昼ごはんを娘に持たせましたが、娘への申し訳なさと自己嫌悪で何とも言えない悲しい気持ちになりました。

 

冷凍食品ばかりのお弁当は罪悪感が…

冷凍食品イメージ

 

寝坊をきっかけにお弁当作りを振り返り、そもそも時間をかけ過ぎていたのがきついと感じる原因だったと気付きました。そして、私が疲れている姿を見ていた娘も「無理しなくても冷凍食品でいいよ」と言ってくれたこともあり、短時間で作るにはやはり冷凍食品に頼るしかないという結論に達しました。

 

チンしたおかずを詰め、ご飯を入れてふりかけをかけるだけなので数分で終わります。たしかにラクで6時に起きても間に合います。しかし私は、これは手作り弁当ではないな、手抜きし過ぎで娘に悪いなと罪悪感を抱くように。

 

また、冷凍食品も毎日となると高くつき、食費がかさむことも難点でした。次第に私は冷凍食品ばかりではなく、手抜きはしても手作り感があるお弁当を作りたいと思うようになりました。

 

 

娘も満足! 手抜きお弁当作りの4つの工夫!

弁当イメージ

 

少しでも娘の希望を取り入れたかった私は、お弁当について娘と話をしてみました。いくら手抜きしたくても、やはり食べる本人が喜んでくれることはお弁当を作る上で欠かせないと思ったからです。

 

その結果、手抜きしながらも手作り感のあるお弁当を作るため、以下の4つの工夫を取り入れることにしました。

1つ目は週末に5日分のお弁当メニューをざっくり考えてホワイトボードに書いて冷蔵庫に貼っておくことです。これで朝起きてからメニューを考えるという手間が省けました。

 

2つ目はおかずの数を3つにし、1つもしくは2つは冷凍食品に、残りは簡単に調理できるおかずにするという工夫です。メインのハンバーグなどを冷凍食品にする日は、ほうれん草のおひたし、卵焼きなど簡単にできる副菜を数分で作って入れました。さらに娘の好物を毎日1つは入れるようにすれば、娘の満足度も上がります。

 

3つ目は5日のうち2日はご飯ものや麺類にするという工夫です。チャーハンや焼きそばなどをメインにして、おかずを少し詰めれば簡単にできます。冬はスープジャーにミネストローネなど簡単スープを入れて、おにぎりをさっと握ればOKという日も設けます。

 

4つ目は、困ったときにお弁当箱の隙間を埋めることができる食材を常備しておくことです。ミニトマトや冷凍の枝豆、ちくわなどの練り物は彩りにも役立ち、調理せずそのままでも入れられる定番食材となりました。

 

まとめ

元々料理があまり好きではなく、年齢とともに早起きも負担となり、お弁当作りが苦痛でした。当初は冷凍食品に頼ることに罪悪感がありましたが、娘と話し合い、互いに無理のないルールを決めたことが転機となりました。

 

4つの工夫(手抜きルール)を実践した結果、15分ほどでお弁当が完成するようになり、心身ともにゆとりが生まれました。お弁当作りは完璧を目指すことではなく、食べる娘が喜んでくれ、かつ自分が無理なく継続できることが大切だと気付きました。

 

毎朝数年続くお弁当作り。「手抜き」は罪悪感ではなく「続けるための工夫」と捉え、これからも娘とコミュニケーションを取りながら、前向きに続けていきたいです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:北川ゆしり/40代女性。家事、育児、仕事と慌ただしい日々を過ごす3児の母。40歳を過ぎたころから体力低下に体の不調、外見の変化を感じ始めて思い悩んでいる。いろいろな健康法や美容法を模索しながらお試し中。

イラスト/サトウユカ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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