初めての出産でとても不安だった新生児期。周りのママはみんな楽しそうに育てているのに、自分だけ不安な思いをしているような気がしていました。そんなときに心をラクにしてくれたのは、「Twitter」のママアカウントでした。
とにかく無我夢中な新生児期
新生児期は3時間ごとのミルクや頻繁なおむつ替えで、常に寝不足状態でした。周りのママはみんな育児を楽しんでいるように見えるのに、泣いてばかりの赤ちゃんがかわいく思えなくなっている自分に自己嫌悪を抱く日々を過ごしていました。
そんなとき、ふとしばらくやっていなかった「Twitter」を開いてみたのです。
仲間がいるという安心感
「Twitter」には同じ月齢の子を持つママがたくさんいました。子どもは生後3週目だったのですが、同じ月齢の子どもの様子を見ると「一日中泣いている」「こっちが泣きたいよ」など同じ気持ちで頑張っているママがたくさんいて、ひとりじゃないんだと勇気付けられました。
また「魔の3週目」と呼ばれる、生後3週目の赤ちゃんがぐずりやすい時期があることを知り、気持ちがとてもラクになったのを覚えています。
自分の気持ちを素直に表せる場
普段友だちや家族にありのままの気持ちを伝えられる人もいれば、なかなか本心を口に出せない人もいると思います。「Twitter」は匿名でアカウントを取れますので、周りからの評価を気にすることなく素直な気持ちを書くことができました。
子どもがなかなか寝付かなくてイライラする気持ち、夫や義実家への不満など、心に溜まっているものを吐き出すことができ、またそれに共感してもらったりすることで育児のリフレッシュになりました。
ママ友がいなくても大丈夫
育児には幸せな瞬間がたくさんありますが、孤独を感じることも多かったです。まだしゃべれず意思疎通もできない赤ちゃんと2人っきりで、息が詰まりそうになることもありました。
そんなときに「Twitter」のママたちとくだらない会話をしたり、大変だった1日をなぐさめ合ったり、おすすめの寝かしつけ方や育児グッズを教え合う時間は、友だちと話しているかのようでした。そのおかげで当時まだ近所にママ友はいませんでしたが、焦ることなく過ごせたのもよかったです。
育児をしていてつらいとき、周りと比べて落ち込んでしまったり自分を責めてしまうことがありました。しかし「Twitter」のママアカウントを作ったことで、そんな気持ちでいるのが自分だけではなく、日本中に自分と同じような境遇のママたちがいて頑張っているんだとわかりました。その「Twitter」でのやりとりが、どんなアドバイスよりも気持ちをラクにしてくれました。
著者:加藤しな
1歳の女の子と8歳の犬と夫と暮らす。都内在住。出産前は動物看護師として勤務。娘と犬の散歩に行くのが日課。