お隣さんに騒音について相談した結果
私が住んでいるマンションで、お隣の部屋から夜になると「ドンドン!」という、床を強く踏み鳴らすような大きな音が聞こえてくる時期がありました。
その音は、まるで誰かがジャンプしているかのようで、壁や床を伝ってかなり響いてきます。毎日、夜の同じ時間帯に30分から1時間も続くので、せっかく子どもを寝かしつけた後や、夫婦でゆっくりしようという時間にそれが始まると、ビクッとして心臓が跳ねるようでした。正直、かなりのストレスになっていました。
お隣さんは小学生のお子さんが2人いるご家庭です。うちの子よりは大きいので、家の中でそこまで激しく飛び跳ねる年齢でもないかと思っていたのですが……。ある日、通路でたまたまお隣の奥さんと会ったので、思い切って声をかけてみました。
「もしかしたらうちの勘違いかもしれないのですが」と前置きしつつ、夜の音について尋ねてみると、悪びれる様子もなく「ああ、トランポリンを買ったんですよ!」と明るい声。
どうやら、お部屋の一つをプレイルームのようにして、そこで遊ばせていると自慢げに話していました。
想像もしなかった原因に驚きつつも、「そうだったんですね。ただ、夜はかなり響いてしまうので、もう少し早い時間にしていただけると……」と、できるだけ低姿勢でお願いしました。
すると、相手の表情が一変。「自分の家の中なんだから良いじゃないですか!」と強い口調で吐き捨てるように言うと、そのまま私がおいかける間もなく、お宅に入っていってしまいました。
突然の拒絶に、私は呆然としてしまいました。まさかそんな反応が返ってくるとは思わず、ショックでその場に立ち尽くすしかありませんでした。
直接お願いしても音は一向に止まず、むしろ気まずさからか、私を避けるような態度に。これ以上は耐えられないと思い、最後の手段としてマンションの管理会社に相談し、匿名で注意喚起をしてもらうことにしました。
管理人さんから全戸向けの「騒音注意」の貼り紙が出されたからか、あるいは個別にも連絡がいったのかもしれません。それからピタッと、あの「ドンドン!」という音は聞こえなくなりました。
しかし、お隣さんは私が伝えたとわかったのか、それ以来、会っても挨拶をしてくれなくなり、あからさまに無視されるようになりました。態度の一変ぶりに、やはり気まずい思いは残りました。
正直、以前のように気軽に「こんにちは」と言い合えない関係は寂しいです。でも、夜の静けさが戻り、音に怯えることなく家族で穏やかに過ごせるようになったこと。それが何よりの救いだと感じています。ご近所付き合いは、本当に難しいものだと痛感した出来事でした。
著者:田中凛/20代女性/1歳と4歳の子どもを育てる主婦です。趣味は食べることと、出掛けることです。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
※生成AI画像を使用しています
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