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「保証人になって」疎遠な友人から突然の公衆電話。悩んだ末に私が下した決断とは

保証人になってほしい、お金を貸してほしい……。友だちや交際相手に重大な頼まれごとをしたとき、力になってあげたいと思うのが人情です。ただ、そこには思わぬトラブルが潜んでいることも……。皆はそのときどうしたのか? 3人の女性の体験談を紹介します。

 

突然の電話にトラブルのにおいがして…

保証人・借金の体験談 イメージカット

 

突然、公衆電話から入った電話の相手は疎遠になっていた友人からでした。入院したことは私も知らなかったのですが、話を聞くと何やらワケありのようでした。

 

なんでも、「退院はできる状況だけど、受け入れ先がない」とのことで、実家にも帰れないとのこと。寮が完備されている仕事は見つかったものの、保証人がいないとのことで、私に頼んできたのです。

 

一応、疎遠になるまでは付き合いの長い友人ではありましたが、いとこに相談したところもちろん反対され、「その友だちとは付き合うな」と言われました。保証人になる話は断ることにし、以来その友人からかかってくる電話にも出ていません。

 

◇◇◇◇◇

 

信用できる友人だったとしても何が起こるかわからないので、情に流される前に第三者に相談したほうが良いと思いました。連絡してきた相手は友人なので気の毒だとは思いましたが、自分にも守るべき生活があります。トラブルに発展する前にリスクヘッジできてよかったと思っています。

 

著者:大下優子/50代女性・主婦

イラスト/きょこ

 

彼から借金の請求書を見せられ…

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ある日、付き合っていた彼氏が私の家に遊びに来ました。マンガ本を紙袋に入れて持ってきてくれたのですが、「読んでほしいんだ」とうれしそうに差し出されたその中には、あるものが入っていたのです。

 

何だろうと思って見てみると、それは借金の請求書でした。彼は申し訳なさそうに「これ、貸してくれないか」と私に頼んできたのです。

 

当時、彼が好きだった私は、少し不安を感じながらもお金を貸すことにしました。でも、それは序章に過ぎませんでした。彼は一度もお金を返してくれなかったばかりか、ことあるごとに「お金貸して」と言うようになったのです。「お酒を買うお金がない」「給料日前でお金がない」など理由はさまざまでしたが、そのたびに私は渋々お金を渡していました。

 

最初は「好きだから」「困っている彼を助けたいから」という気持ちで貸していました。でも、お金を返してもらえないことが続くにつれ、私の心にはモヤモヤとしたものが積もっていきました。「もしかして、都合のいいように使われているのかな?」と疑う気持ちも芽生え始めました。

 

この経験を通して、好きだからといって安易にお金を貸すのは良くないことだと痛感しました。「嫌だ」と思ったことは、はっきりと相手に伝えるべきだったと反省しました。

 

◇◇◇◇◇

 

本当にお金を貸す、つまり「あげる」気持ちがないのに貸してしまうのは、自分にも相手にも良くないことだと痛感しました。あのときの苦い経験は、私にとって大切な学びとなりました。

 

著者:有田沙苗/40代女性・主婦

イラスト/サトウユカ

 

 

「30万貸して」パチンコにのめり込んだ彼

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学生時代、付き合っていた彼はパチンコにのめり込んでしまい、負けるたびに私に「お金を貸してほしい」と言ってきました。相手のことは好きだったし、結局は私にとって大金の30万円ものお金を貸してしまいました。

 

しかし、そのときは必ず「絶対に返すから」と言うのですが、約束は1度も守られることはなく、今でも一銭も戻ってきていません。アルバイトをして一生懸命に貯めたお金なのに、それをわかってくれない彼に嫌気が差して私から別れました。きっとそのまま付き合っていたら、もっとお金を求められていたと思います。

 

◇◇◇◇◇

 

たとえ友人や恋人でも、お金の貸し借りは縁の切れ目と思うようになりました。もしお金を貸してほしいと言われて貸したときは、そのお金は相手にあげたものだと思って、返してもらえると期待しないのが一番良いと考えるようにしています。

 

著者:野田みちこ/30代女性・主婦

 

まとめ

お金を貸すときは相手にあげたと思うこと、と言われます。頭でそう理解していても、やはり返してもらえないとモヤモヤした気持ちは残るのではないでしょうか? 借金を乗り越えて良好な人間関係を築くのは難しいもの。こうした依頼を受けたときはまずは第三者に相談し、冷静な意見をもらうのも方法かもしれません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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