こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。離乳食後期、完了期になると、離乳食の回数が3回になります。大人のメニューを3回考えるのも大変に感じることもあるのに、離乳食まで3回に?!と思うと、少し負担に感じるママもいるかもしれませんね。
負担に感じるとはみんなあることだと思います。私もそうでしたよ。そこで今日は、そんなママに向けて、少しでも3回の離乳食を手軽に感じてもらうためのちょっとしたメニュー術をお伝えしますね!
3回の食事で大切なこと
3回の食事を用意するときに、カンタンにするためのポイントがあります。
3回とも全て違うメニューじゃなくてOK
3回の食事すべて違うメニューにするのは大変です。例えば、朝作った離乳食が鍋に余っていたら昼に食べてもいいんです。代わり映えがしなくて気になるなら、食材を1・2品プラスして調理しなおすなどしてもいいですね!保存するときは短時間でも密封容器に入れ冷蔵庫へ。
多めに作って冷蔵保存!
1回分だけ作らずに、最初から2回3回分作ってみましょう。冷蔵保存で2日を目安に食べ切ります。このような冷蔵保存の離乳食があればママの離乳食づくりを手助けしてくれますね。
大人の汁物、煮物から取り分け術を活用!
赤ちゃんのためだけに作らなくてOK。大人の料理から取り分けしましょう。とりわけしやすいのが汁物と煮物。大人用に味付けする前のものを取り分け、赤ちゃん用に切って再加熱するだけで離乳食ができますね。注意点は赤ちゃんが食べられる食材を使うことです。
大人の汁物から取り分け術!
私が自分の子どもによくしていたカンタン離乳食です。大人用の汁物を多めに作って離乳食に活用します。1回分を取り分けするのではなく、3回分ほど取り分けて、1回目はお味噌汁として、2回目以降はさまざまに変身させました。
・ごはんをいれて卵でとじて<おじや>に変身!
・うどんをいれて<味噌うどん>に変身!
・とろみをつけて<あんかけご飯>に変身!
特にあんかけは重宝します。ご飯以外に、うどん(麺類)、茶碗蒸し、野菜、魚、肉などにかけてもおいしいですよ。
このように、ほんの少し視点を変えたら、ほんの少しの時間で離乳食ができあがります。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
保育士で家庭的保育所経営。一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表。関東と関西中心に、離乳食インストラクター養成講座やママ向けに離乳食講義・料理教室を開催中。「かおりの“和の離乳食レシピ”blog」では1500以上の離乳食レシピを掲載中。