離乳食後期、息子の手づかみ食べを私は一時的にやめさせてしまいました。でも、その後に再度チャレンジ! その結果、いい方向に進むことができました。子どもの「やってみたい」を奪ってはいけないと改めて考えた、わが子の手づかみ食べについてお伝えします。
手づかみ食べに悪戦苦闘!
息子が離乳食後期に入り、手づかみ食べを始めるようになってからのこと。私の想像のさらに上を行く息子の食べ散らかしように、私は「こんなの続けられない」と思ってしまいました。
それからというもの、こちらから「食べさせる食事」をしていました。ある程度の年齢になれば、ぐちゃぐちゃ具合も少しは落ち着くだろうという考えからでした。息子は離乳食が大好きなので、食べる量についてはそこまで変わりはなかったです。
子どもに手づかみ食べをさせたほうがいい理由
あるとき、保健師さんと話す機会があり、できるだけ早く手づかみ食べをさせてあげたほうがいいということや工夫次第で続けられるという話を聞きました。
手づかみ食べをさせたほうがいい理由は、子どもの「自立心」を養うこと。食べ物を自ら食べるということから、人間の自立は始まるのだそうです。また、脳の発達や手先の感覚など、さまざまな成長につながる大事なステップだということを改めて感じました。
手づかみ食べをスムーズにするために
保健師さんから話を聞いてからは、わが家でも再度手づかみ食べにチャレンジするようになりました。子どもの椅子の下にレジャーシートや小さめのビニールプールを敷くと後片付けがラクになりました。
また、スプーンやフォークは使えなくても、必ず横に並べて興味を持たせるようにしました。その甲斐もあってか、今ではスプーンをうまく使えるようになりましたよ! そのほかにも、時間を10〜15分と決め、その時間だけ手づかみ食べをさせるという方法もスムーズに感じました。
子どもたちは、手づかみ食べをしているうちに、どんどん食べ方がうまくなっていきます。子どもだって手に付いた食べ物のベタベタが嫌だとわかりますからね。自分で食べることは、生きていくうえで大切なこと。工夫をしながら積極的に手づかみ食べをさせてあげたいですね。
著者:浦松あや
一児の母。学校事務や保育士を経験したのち、産休を機に退職。現在はパート。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は編み物。